事業計画書作成のアドバイス(中小企業庁)ーその2
みんさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。
こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。
今回は、「上位3~4割」に入れる事業計画書作りの一助となるお話でございます。
上の図は、「第1回公募を振り返って~事業計画作成のアドバイス」に関する解説動画の中で
提示された情報に一部わたしが追記したものです。
前回から引き続きの中、今回は、上図の上部、3つの提言事項について私見を述べさせていただきます
この提言の前段に、事業計画書の内容がうまく伝わってこない、
こちらの求めていることの記述が無い、ここらあたりからのようです。
まず、現状を言葉にするにしても、
何を要求されているのか、この意を汲まなければいけません。
現状について、困っていることをたくさん書かれても、これによって、
論点がボケたり、記述されなかったりとなるとプラスにはならない。
このように、おっしゃられていました。
つまり、聞きたいことが書かれていない、ボケてしまっている、と言うことのようです。
わたしが考えるには、次にお話します「理想像」、これとのギャップとその解消法に
つながることをコンパクトに『言葉にする』と言うことだと思います。
たとえば、以下のようなものを思い浮かべました
●コロナの影響で、コロナ前と比べどのくらい売上高が下がったのか
●アウターコロナ下で業況が回帰に向かうのか、回帰が限定的か
コロナを経験して消費者のニーズが変わってしまうのか
コロナとは直接関係ないが、構造的に業容が漸減していくのか
●理想の姿を目指す新事業(製品・サービス)に活かせる技術、ノウハウは何か
それに呼応できるリソースとして何を具備しているか
ここは私見を述べさせていただきます。
「理想像を組み立てる」ここは簡単に聞き流さないでください。
採否を分ける重要なところです。
仮に、理想像=事業再構築後の姿がどうでありたいか、を考えずに作成された事業計画書は、
・課題の解決が、建物建設・改修や機械装置・システム導入で足りる淡泊なもの
・競合との差別化が空理空論、仮に差別化要素があっても顧客が真に欲しがるものか不明
・安易に低価格戦略
といったものであり、採択は難しいでしょう
一方、理想像を組みたてることを実践すれが、上記のような事業計画にはならないはずです。
まずは、新事業のことをしっかりと勉強しますよね
そして、技術・ノウハウの拡充といった「知的資産」の課題とその対応策
を練るようになるはずです。
そして、「理想像を組み立てる」際には、「3C分析」のフレームワークから実践してみてください
詳しくは コチラ >>
その通りだと思うます。
そして、以下の、切り口の3要素に従い記述していけば、概ね、宜しいかと存じます。
●建物改修、設備・システム導入
●販促、販路開拓
言葉にしてみる、とは、
従業員や認定支援機関の前でプレゼンを行うことが有効だと思います。
全体として纏まりのある事情計画書に仕上げるためには必須事項かも知れません!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。