いざ事業計画書作成―キーワードの編集
みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。
これから数回に分けて、事業再構築補助金お役立ち情報として
「事業計画書作りの論理思考」についてお話をさせていただきます。
今回は「キーワードの編集」というお話です。
「事業再構築補助金 事務局ホームページ」に掲載の、中小企業庁経営支援部長様がお話しされている解説動画で、
””事業計画書を拝見すると、あれよこれよといろいろなことが書かれているので、
何がキーワードなのか、聞きたいことがどこに書かれているのか、確認できない””
このようなコメントがありました。
原因としては、
①何を書きなさい!と要求されているのかを考えずに書いているので
意図が伝わらない内容になっているか、そもそも聞きたいことが書かれていない
②キーワード・キーセンテンス、つまり。「骨子」を押さえずに記述しているので
内容が歪曲している
③キーワード・キーセンテンスとその根拠が確認できないので審査のしようがない
つまり、点数が入らない。
こんなところだと思います。
でもここは、何とか克服しないと採択される事業計画書は作れません。
そこで、ここからは、本題の「キーワード編集」、つまり、骨子の作成方法について紹介いたします。
上図を紹介する前に、なぜキーワードを洗い出し、骨子を作ってから事業計画書を作成したほうが良いのか!
その理由を腑に落としましょう。
②キーワードを洗い出し骨子を作っておくことで認定支援機関の方から建設的な助言を得られやすくするため
③キーワードを考案しつつ本質的な遂行課題を洗い出すため
上図の黄色部が、事業計画書に記述する要求事項です。これに沿ってキーワードを押さえないと
的外れのものとなってしまします。
でもこれだけでは絞り込めないハズです。
そこで、ブルー部とピンク部の審査項目と黄色部の要求事項を紐づけることで、
合理的にキーワードを押さえることが合理的です。
実際やってみると、キーワードが浮かんでこない、といったことが起こります。
でも、初期の段階でこれがわかることが差別化の一歩です。
しっかりと調査・研鑽に励みましょう
そして、上図の白枠にキーワードを埋め込んで一気通貫で見渡すことで
線でつながり、シナリオになってきます。
そして、何よりも重要なことは、戦略と行動に関するキーワードだけでなく、
それが的を得ていること、それがうまくいくことの、
根拠を裏付けるキーワードも整理しておくと内容の濃い事業計画書になりますよ!
是非、実践してみてください。
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