ものづくり補助金・事業再構築補助金・省力化投資補助金ノウハウ集

 

事業再構築補助金ー実直な提言

みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。

こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。

シリーズとして、「採択される事業計画書作りのSTEP」について
自論を述べさせていただいております。

まず、申し上げたいのが、事業再構築のプランニングは一朝一夕で
出来上がるものではありません。

私が実務で行った事業譲渡を伴った事業再構築は1年掛かりでした。

よく、補助金は、専門家の書き方次第で採否が決まってしまう!
だから、腕の良い専門家に依頼するのが一番、
このように考えている方が結構おられます。

残念ながら、事業再構築補助金の場合はそうはいきません。

真剣に事業再構築に取り組まない限り事業計画書にならないからです。
ここは、申請者が真摯に取り組むべきところです。

そして、専門家(認定支援機関)は、この申請者の真摯なお考えを
要求事項に則り事業計画書にまとめる手助けをすることです。

はい、これを条件に、今回は「事業再構築を決断した背景―新事業の可能性のマクロ感を掴む」
についてお話しさせていただきます。

事業再構築事業計画書PEST分析PEST分析とは、自社を取り巻くマクロ環境(外部環境)が、現在または将来にどのような影響を与えるか、把握・予測するための分析手法です

つまり、以下の切り口から新事業の方向性を検証するものです。

「P」が、政治や法令改正などの変化による機会・脅威
「E」が、景気・経済環境などの変化による機会・脅威
「S」が、志向・社会環境などの変化による機会・脅威
「T」が、Dx推進等技術革新の変化による機会・脅威

事業再構築補助金にチャレンジされる方は、

Case1 コロナが終息したら需要が戻るのか、戻らなければどこに行ってしまうのか

Case2 コロナとは直接的な因果はないが、考案している新事業の「機会」の根源がどこにあるか

ここは、1番目の押さえ処です。

特に、Case1の例題として、飲食業者がテイクアウト事業を起こす
まさに、冷え切った飲食業界において、
・経済環境(不況下に陥った際の廉価購入)
・社会環境(コロナで慣れて敢えて外食はしようとは思わない)
の変化から、方向性が正当化できますね!

このような説明に一役果たすのがPEST分析です。

ただ、この例を見て、もう誰でもやってるよ! こう思いますよね!

その通り、これを漠然と事業計画書に書いただけでは採択は難しいでしょう

そうです、みなさんのテイクアウト事業の特長とそれが成功する「根拠」を書かなければ
審査員が感動しないからです。

たとえば、「T」の技術革新に目を向けたらいかがでしょうか
小規模ですと難しいでしょうが調理ロボットなども進化してますし
宅配まで視野を広げるとITによる効率配送なども、需要取り込みの差別化に有効かもしれません。

また「P」の観点からすると、HACCPへの対応については触れる必要があるでしょう
インフラ面のでの工夫でどのように信頼性を訴えられるか、ここもきちんと書いた方が
審査員の感動は得られやすいでしょう

こういったことを教えてくれるのが、PEST分析手法なのです。

Case2、これについては、製造業を例にとって説明します。

業種特有の課題として、「T」の技術革新に目を向けたいですね

それを根拠づけてくれるのが「業界のロードマップ」です
 
ものづくり補助金事業計画書ロードマップ
このようなジョウホウがピンポイントで取れれば鬼に金棒ですね!

マクロ感と言うよりかは、結言が導き出されそうですね

ただし、これだけではビジョンをえがくところで終わってしまいます。

このロードマップに呼応させるための技術課題が何なのか、
ここをしっかりと調査しましょう

そのために有効なアクションは展示会に出向くことです。

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