4類型を見比べて学習すべきポイントとは?
みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。
こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。
今回のテーマは「4類型を見比べて学習すべきポイントとは?」です。
みなさんご承知の通り、事業再構築補助金の5つの類型とは、
「新分野展開」「事業転換」「業種転換」「業態転換」「事業再編」ですが、
「事業再編」は、事業再編を行う・行った会社でも、他の4つの類型の1つを満たせば申請できる、
という性格故、事業再構築補助金で言う『5つの類型』とはおかしい表現だと思います。
「新分野展開」「事業転換」「業種転換」「業態転換」の『4つの類型』としてお話させていただきます。
どうも、事業再構築指針と申請内容を見ると、この4つの類型はそれぞれが完全に独立しているわけではありません。
「業態転換」だけが異質なのです。
それは、「新分野展開」「事業転換」「業種転換」が、
新製品・新商品・新サービス、つまり、=新規ビジネスの展開であるのに対し
「業態転換」は、製造・提供方法の相当程度変更、つまり、生産性・収益性向上
が主たる事業再構築の行動テーマだからです。
「新分野展開」「事業転換」「業種転換」は、売上高要件が違うだけで、
製品等の新規性要件、市場の新規性要件については同じです。
審査項目に以下のことが書かれています
の高い、思い切った大胆な事業の再構築を行うものであるか。
これを見る限る、
業種転換>事業転換>新分野展開のような気がします。
でも、「よくあるご質問」の回答に
審査は公募要領に記載している「表2:審査項目」に沿って、5つの類型について
平等に行われます
これは、上記の質問が多発したことを受けて、これを肯定化するわけにはいかないので、
このようなFAQを周知したのだと思います。
実際は、上記審査項目がある以上、業種転換>事業転換>新分野展開、の格差は少なからずあるような気がします。
また、「業態転換」の採択に関する優劣は 「業種転換」「事業転換」「新分野展開」と比べてどうか、
これは何とも言えません。
公募要領に以下のことが書かれています
るかについて、その方法や仕組み、実施体制など、具体的に記載してください。
これは、結構重要なところです。他者(他社)との差別化こそが新分野で「生き残る」必修条件だからです。
そして、「業態転換」は、製造・提供方法の相当程度変更、
つまり、生産性・収益性向上が大命題ですからここは絶対に外せません。
となると、「業種転換」「事業転換」「新分野展開」だって、「生き残り」のために事業再構築であることを
訴えるためには、特長を活かした製造・提供方法を示すことは必須条件かも知れません。
申請類型の中で一番多いのが「新分野展開」です。
この類型で申請される方は、ここを必ず押さえてください。
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