不採択要因『BEST3』とは?
みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。
こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。
今回は、弊所で分析した「不採択要因 BEST3」についてです
他配信記事の「審査員に煙たがれる事業計画書とは?」シリーズを踏襲した記事となっております。
なぜ今回、「不採択要因 BEST3」をテーマにしたのか! そこからお話いたします。
冒頭の第二回公募の採択率のところで示している通り
申請要件を満たした母集団の採択率は全体で51%です。
ということは、不採択の要因を知る、府に落とすことで採択に近づくからです。
まず、審査項目を見てみましょう
これは、ワーケーション施設、コインランドリーなどによくみられる事例です。
(2)①に点数が入りません。
製造・提供方法の記述がなかったら「事業の実施体制」が万全かどうか、審査ができません。
例えば「ワーケーション施設貸出し事業」の場合などのように提供方法が単純すぎて書きようがない。
こんな事業もありますね!
でも、これを言っていたら、このような事業は資本力の強いところに淘汰されます。
アイデアを駆使した提供方法を示し生き残り施策を訴求しなければなりません。
(2)②に点数が入りません。
建物建設・建物建設・設備導入に記述だけで「補助事業の成果」設備導入に記述だけで「補助事業の成果」とは見なされないでしょう
(2)③に点数が入りません。
すでに、強烈な強みを持っていれば別ですが、建物建設・設備導入の記述だけで
「優位性」があるとは見なされません。
競合他社も同じことをすれば競争優位にはなりません。
(3)①に点数が入りません。
どんなに異質な事業の展開であれ、建物建設・設備導入で足りる事業であれば
挑戦度は低い、と見做されます。
(3)②に点数が入りません。
「リソースの最適化が図れるか」感覚的には前後の記事で判断が付くかもしれませんが
そこまで審査員が気を利かすことはないでしょうし、主観で審査もできません。
よって、点数は入りづらいですね。
これは、きっと申請者にとっては、満足感のあるものだと思います。
弁論大会だったら、これで視聴者の心を掴むかもしれませんが審査員の心は摘まめません。
建物建設・設備導入だけで・・・よりかは、まだましかもしれませんが
評点の対象になる記事が無いことは確かです。
基本的に、上述の「建物建設・設備導入だけで・・・」と同じ審査項目に点数が入りません。
正直言って、補助金がなかったら、売上確保の目鼻立ちが付かないのに
新事業を展開しようとする人はいませんよね!
ここは、精神論になるかもしれませんが押さえておくべきところだと思います
将来のことを定量的に示すことは誰にもできません。
だけど、最低限、市場と競合の情報から論理的に検証しないと、補助金の獲得以前に
新事業自体が見切り発車となってしまい危険です。
そもそも、これが気にならない方は、「補助金悪乗り」と思われても仕方ありません。
審査項目からすれば、(2)② (2)③ (2)④の点数が入りづらくなります。
まずは、売上確保の目鼻立ちを腑に落としてから、実際の表現方法は
認定支援機関の方と共作するようにしてみては如何でしょうか!
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