ものづくり補助金・事業再構築補助金・省力化投資補助金ノウハウ集

 

事業再構築補助金ーいざ事業計画書作成

みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。

こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。

今回は、「事業再構築補助金第二回公募」で
めでたく「採択」されました事業者様との
取組み経緯についてお話させていただきます
 
 
 

初回のヒアリング状況   

 

 ①コロナ影響で業績が極端に低下している
 ②不況の要因はコロナ影響だけではない。現事業を取り巻く業界が構造的に漸減   
 ③新事業は提供スパンの拡充といった新たなビジネスモデルである。
  ただし、総括的にぼんやりとした事業イメージであり計画とは言えない
 ④補助事業の取組みが建物改修に偏重している
 ⑤従業員がおらずグラフィックデザイナーなどは業務委託者である

 
②の現事業とは広告業界であり、テレビコマーシャルの需要が漸減しており
事業再構築を今行わないと、現業がじり貧、強いては廃業の危機を迎えていることが判明しました。
 
③の新たなビジネスモデルとは、以下の根拠を拠り所とする新分野展開のようです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テレビコマーシャルの需要が漸減している中、これに取って代わるSNS市場に参入するものです。
事業内容は、現事業の一部に川下の事業を新たに取込み、ワンストップで提供するものです。
・・・申し訳ございません。機密事項故ここまでとさせていただきます。

④については、建物改修すれば新事業ができてしまう、と安易に考えられていたようです。
やはり、補助金がほしい、この考えが優先していた感が否めない様相でした。

⑤については、社長様以外の社内協力者がいるのかどうか不安でった。
 

2回目のヒアリング   

 

一番の課題は、新規事業を立ち上げるために建屋改修以外に何が必要か、
そもそも、最重要課題が建物改修なのか、申請者様に深く考えていただくことでした。

そこで、新規事業の製造・提供方法を確認しました。
返ってきた答えは、シドロモドロで要点を得ませんでした。

ただし、新事業について真摯に研鑽していることは伺えましたし、
自社の特長が新事業に反映させることで面白いビジネスモデルになることは伺えました。

したがって、”内容が伝わる事業計画書の作り方”さえ習得していただければ
大丈夫かな、といった感触を得ました。

でも、新規事業の製造・提供方法がそれぞれのプロセスで克明に示せないと「採択」に値しない。
これが私の持論です。

そこで、
・「生産の4M」・・・Man,Machine,Material,Method
 のフレームワークを駆使した、製造・提供方法のフローチャートを作成すること
・競合他社、標準タイプと当社の製造・提供方法の違いをプロセス単位に示すこと
の2点を助言しました

次なる課題は、市場動向、需要予測、採算性の検証です。

これについては次回に紹介させていただきます。

乞うご期待くださいませ!

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