ものづくり補助金・事業再構築補助金・省力化投資補助金ノウハウ集

 

事業再構築補助金ー実直な提言

みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。

こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。

今回は、「第4回公募からー経営デザインシートを通じて要求されているものとは?」
というお話をさせていただきます。

公募要領の30ページ目に、「経営デザインシート」を事業計画の作成に際し、
必要に応じてご活用ください、と書かれています。

これはもう、必要に応じ・・・ではなく、事業計画書に「経営デザインシート」の意図を
反映させてください、と要求されているのだと理解してください。

「経営デザインシート」は以下の図をご参照ください。
 

なぜ、事業計画書に「経営デザインシート」の意図を反映させなければならないのか、
理由は、以下の3点だとわたしは考えます。
 

税金を投入する大義を貫くため   

 
これは、事業再構築補助金の公募要領に記載されている「事業の目的」の中の、
””日本経済の構造転換を促す””に紐づけられます。

受給者一人ひとりが、新たなビジネスモデルの励行で、コロナ後の経済活動回帰、
脱炭素社会、雇用確保、生産性向上、国際競争力強化に資する
「日本経済の構造転換」を図ってほしい、といった国の意図を汲んでもらいたい、
とのことでしょう!

つまり、補助金をください、といった安易な計画でなく

補助対象経費を新たなビジネスモデルに則り、有効に日本経済発展のために
使いますから補助金をください、

このように整流化させたい、といったことでしょう

生き残り戦術を明快にさせるため   

 
事業再構築を行うということは、現事業の縮小が余儀なくされているから、
新規事業を興そう、ということです。

新たに参入する領域には百戦錬磨の競合が待ち受けています。

これらの敵との競争の中で生き残っていくためには、
競合先と一寸異なる製造・提供方法でもってお客様に喜ばれるものを
販売していくしかありません。

中には、コインランドリーのように労務提供がほとんどなく、
建物と機械設備さえ入れれば事業が回るので、「経営デザインシート」
なんか作る必要が無い、このように言われる方がいます。

これだと、出す側の国としての大義がなりたちません。
また、ほとんどの審査項目を満たさず点数の入らない事業計画書になってしまうでしょう。

何より、これで商売ができるのであれば資本力の強いところにとうたされてしまいます。
ですから、当該業態などでも、
競合先と一寸異なる提供方法を考案・実行していかなければなりません。

つまり、新分野で生き残っていくためには「経営デザインシート」を作成し
これを拠り所に事業を展開していくことが『失敗しない戦術』です。

事業再構築を安易に考えさせないため   

 
これはもう、上2つとコメントは同様です。

そもそも、事業再構築とは、現事業の縮小が余儀なくされているので
「不退転の決意」で新規事業を興そう、というものです。

したがって、「経営デザインシート」を精緻に作成し実践しなければ
成功するわけがありません。

経済産業省としては、今回、まずはここを促したかったのではないでしょうか!

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