ものづくり補助金、事業再構築補助金ノウハウ集

 

事業再構築補助金ー事業再構築を成功させる

みんさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。

こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。


 
 
 
 
 
 
 
 
上図の通り、みなさんは、事業再構築補助金の「採択」を目的としているわけではなく、
「新事業を成功」させることをゴールにしているハズです。

でも、目先の事業再構築補助金を付け焼刃でも良いから申請してしまい、
採択については、運を天に任す、といった姿勢で臨まれている方が大半です。

これを踏まえ、今回は、前回紹介しました「新事業展開の成否別に見た強みの把握方法」について
私見を踏まえ解説させていただきます。

以下が、2017年版「中小企業白書」に掲載された
「新事業展開に成功された企業が実践した自社の強みの把握方法」に関する実施率を示したものです。

  ①社内での議論による自社の強みの洗い出し(66.8%)
  ②他社との差別化に向けた分析(54.6%)
  ③顧客・取引先へのヒアリング・アンケート調査等による評価の把握(36.3%)  
  ④販売データ、クチコミ等に基づいた評価の把握(40.5%)
  ⑤他の経営者、知人からの評価の把握(31.7%)
  ⑥公的支援機関、金融機関、コンサルタント等外部相談者による評価の把握(14.5%)
     ( )内は新事業展開に成功した企業の実施率    

 

①社内での議論による自社の強みの洗い出し(66.8%)

 
本来であれば、どの分野の新事業を目指すか、それを決めるために自社の強みを洗い出す訳ですが、
ここでは、事業再構築補助金の事業計画書の書き方に習って、
新事業に活かせる現有経営資源を「自社の強み」と見立て紹介いたします。
 

上図は、強みの把握方法を超えて
「新事業遂行のための経営資源の構築」に際するアクションテーマを整理したものです。

本題の「強み」とは、ヒト、モノ(建物、機械装置など)、ジョウホウ(ノウハウ)
といった経営資源の中で、既に新事業展開のために具備されたものです。

ですから、「補助事業期間に構築する経営資源」と併せて洗い出した方が
事業計画書のまとまりが良くなります。

何と言っても新事業の成功確度が高くなります。

上図の例題は製造業で示しています。
この意図は、製造業がいちばん「具体的」「テクニカル」証明しやすいからです。
これは、是非、他業種でも参考にしていただきたいと思います

それから、みなさんは新事業においては新参者です。

それだけに、この業界で勝ち残っていくためには
「標準レベル、標準を超えるレベル」の経営課題に焦点をあてた、
現状の強み=新事業に活かせる現有経営資源、の洗い出しを実践してください。

これを(このレベルのことを)、社内で議論していただきたいと思います。

だいぶ横道に逸れましたが、主旨ご理解ください。

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