要注意! 事業再構築補助金 第12回公募!
みなさんこんにちは、坂本経営務所代表の坂本です。
令和5年12月8日に事業再構築補助金事務局ホームページに以下のショッキングな記事が載っていました
第12回以降の公募については、ご指摘を踏まえた見直しを行った上で公募を再開する予定です。
引き続き、事業再構築補助金については、事業状況の検証・分析等を通じた効果測定を行い、中小企業等事業再構築促進基金の政策目標の達成に向けて、適切に実施していきます。
要は、秋の行政事業レビューで良からぬご指摘を受けたことの検証を行い、クリアに是正したうえで公募を再開する予定です。と理解しました。
では、その外部有識者によるとりまとめの文面を見てみましょう。
○ 新型コロナ対策としての役割は終わりつつあるので、基金のうちそれにかかる部分
は廃止し、もしくは抜本的に事業を構築し直すべき。
○ 申請書・財務諸表の精査、四半期ごとのモニタリングといった仕組みが確立されな
い限り新規採択は一旦停止すべきであり、それができない場合は基金として継続
する必要は認められないため、国庫返納して通常の予算措置とすべき。
○ 審査の厳格化とデータの収集の厳格化については、引き続き十分な検討が必要
である。
まぁかなりオブラートに包んだ表現になっています。
要は、
・コロナが終息を迎えたのに、原油価格高騰を理由に無理やり継続しているのではないか?
・モニタリングといった仕組みが確立されていないので本来の趣旨に反したものが採択されている
可能性がある。よって、適正なモニタリングがなされない限り新規採択は一旦停止すべき。
と大筋理解しました。
具体例がないので良く掴み切れないのですが””新規採択は一旦停止””これはかなり大きな問題にも映ります。
この秋の行政事業レビューに関し コチラ の毎日新聞の記事をご参照ください。
このなかで、気になった記事は、
①「日本経済の構造転換を促す」という目的にはそぐわない、フルーツサンド販売やシミュレーションゴルフ、
エステなどが含まれていると指摘。補助金にはこれまで計2・4兆円が投じられたが、有識者からは「本来や
らなくてよい事業にあまりに巨額な公金が使われた。逆に中小企業の新陳代謝を阻害した」といった意見が
出た。
②有識者が議論のために提出を求めたデータが開示されなかったことが明らかになった。補助金を所管する中
小企業庁の担当者は、データの収集と分析は事務の委託先に任せていると釈明した。
の2つです。
これを読んでみなさん如何思われますか!
2024年(令和5年度補正予算)に「事業再構築補助金」はありません。
ただ、「中小企業省力化投資補助事業に再編」し事業再構築を促進・支援することになっているようですが、
上記が解決できない限りこれも儘ならないかもしれません。
よって、「事業再構築補助金第12回公募」は実質頓挫!このように思ってしまう次第です。
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