経営資源の4要素を切り口に課題解決
みなさん、こんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。
本サイトでは、ものづくり補助金採択に向けた事業計画書作りの記事を配信しています。
今日は、経営資源の4要素を切り口に課題解決、といったことでお話しさせていただきます。
ちょっと疑問に感じませんか?
「課題の発見」があって「解決策」でしょう!
そうですよ! 私も差別化を訴えるところの「解決策」と同程度に
「課題の発見」だって重要視しています。
でも「解決策」のあらすじを抑えてから「課題」を具体化させたほうが書きやすいので、本メルマガシリーズでも「解決策」をはじめに持ってきた、ということです。
「次期○○製品」売上拡大のための生産能力増強
なんていった事業方針に対し、
・どうすれば、売上アップが実現できるのか
・どうすれば、Q・C・D(品質、性能、コスト、費用対効果、納期、工期)が改善されるのか
などの実現具体策を示すのが、ここでいう課題の「解決策」です。
でも、これに1つ調味料を入れなければなりません
それは、“”なぜ、それが当社でできるのか、それでどうして勝ち組に入れるのか“”このシナリオを加味させることです。
中には、売上アップは当社の信用力(強み)で十分いけるよ!
設備投資さえすれば、課題は解決できるんだよ!
意外と、このように考えている方が多いですね。
ただ、これではあまりに目標が低すぎますし、革新的な取組みとは言い難いでしょう
タイトルの通り、経営資源の4要素を切り口に、1段階高い目標にチャレンジしましょう
ご存知の通り、経営資源とは「ヒト」「モノ」「カネ」「ジョウホウ」です。
順不動になりますが、
①「カネ」
「カネ」については、設備投資の資金をどのように調達するか
ほとんどの方は、自己資金か金融機関からの借入れ、あるいはこれらの併用でしょう。
いずれにしても、事業化により何年で回収し返済できるかを明快にし、安全であることを示しましょう
②「モノ」
これこそが、設備の導入ですね!
あまり事業計画が単調にならないように
・2~3パターンのの設備導入プランを企て、最善策を講じるシナリオ
・補助対象設備のみならず補助対象外の周辺の冶具・搬送系を組み合わせたシナリオ
なども考案してみたらいかがでしょうか
③「ヒト」
これは、ほとんどの方が絡むのではないでしょうか
製造物が増えればヒトも必要になってきます。でも採用がままならない昨今です。
ちょっと前は、ワークライフバランスが流行りました。
これからは、出入国管理法改正に伴う、外国人技能実習生の有効活用とその受入れ態勢整備などもおもしろいテーマになるかもしれません
④「ジョウホウ」
これは、「ノウハウ」「プロセス改善」の拡充と思って下さい。
いちばん、みなさんの会社の同業者を差別化できるか特長を示せるところです。
決して高度である必要はございません。
「ムダ取り」を視点に考えると比較的スッキリアイデアが出てくるのではないでしょうか
いかがでしたでしょうか
この経営資源の4要素を切り口に、課題解決策=業務改善策を考案していくことで
きっと、唯一無二の革新的な事業計画が作れるはずですよ!
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