事業再構築を成功させるー中小企業白書から学ぶ その1
みんさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。
こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。
今回は「中小企業白書から学ぶ その1」です。
それでは、これから白書に基づき説明してまいります。
このような情報をサーっと読み飛ばしてしまうか、
ここから成功の要素を探り当てるか、
考え方次第で見識が180度変わります。
上の図は、2017年版中小企業白書の掲載された記事です(出典:野村総研)
これを見ると、「新事業展開が成功した」と実感した人は1,020人中290人
つまり、29%しかいない、と言うことです。
さらに、おもしろいことに、成功したと時間した人の中で経常利益が増加した、
と答えた人は5割、したがって、真に、成功したパーセンテージは15%
と言った具合です。
このデータは2017年当時です。世の中、働き手が確保できない。と言っていた
比較的「好況感」の高い時点の情報です。
これからの、Withコロナ、Afterコロナ禍の未曾有の時代はさらに厳しくなるかもしれません。
上の図は、「新事業を実施していない企業の課題」であり、
これも、2017年版中小企業白書の掲載された記事です(出典:野村総研)
少し見ずらいので補足します。
②販路開拓が難しい
③新事業展開に必要なコストの負担が大きい
④市場ニーズの把握が不十分である
⑤自社の強みを活かせる事業の見極めが難しい
⑥必要な技術・ノウハウの取得・構築が困難
この記事を見て感じ取ったことは、
これから、事業再構築を行い事業再構築補助金を申請するみなさんが、
どれだけ、上記のことを克服できているかです!
③は、事業再構築補助金で賄うから良いにしても、その他のところは
自己解決するしかありません。
事業再構築補助金の申請に必要な事業計画書の作成は認定支援機関の協力などを得て
活字にすることはできるかも知れません。
ただし、採択される説得力のある記事の作成は、これらと真剣に向き合わないと難しいでしょう!
何よりも、ゴールである「新事業の成功」、これを成し遂げるには
相当の、覚悟が必要なようです。
とにかく、「新事業展開が成功した」と実感した人は1,020人中290人
つまり、29%しかいない、
ということを察して行動していただければ、と存じます。
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