採択事例から学ぶー「強み」の記述から垣間見えること
みなさんこんにちは、坂本経営事務所の坂本です。
こちら、事業再構築補助金『採択』に向けた事業計画書作りのお役立ち情報です。
事業再構築補助金事務局ホームページに「採択事例紹介サイト」がございます。
ここに掲載されております5社様の事例から学ぶこと、
これにつきまして数回に分けて私見を述べさせていただきます。
余談ではございますが、以前に老舗企業の動態調査を行ったことがあります。
100年続いている企業は、皆、業種・業態を変えて生き延びてきています。
つまり、事業事業再構築は、会社を続けていくうえで必須アイテムと言えるでしょう
ですから、読者のみなさんも、
事業再構築補助金の採択を狙うために4社様の事例を参照する、これに留まらず
みなさんの会社の事業再構築計画を成功に導くためにご活用いただければ、と存じます。
それだけのエッセンスが当該5事例には詰まっていると思います。
そして、今回のテーマは、『「強み」の記述から垣間見えること』です。
以下が事業再構築補助金の要点を整理したものです。
「強み」の記述は、上図の「製造・提供プロセスの拡充(含む自社の特長)」に繋げることを意図して書きたいものです。
ほとんどの申請者が、現状の強みが活かせて、市場環境が今よりも明るいビジネスチャンス(機会)
が期待できる事業分野に舵を切っています。
さらに、これに留まらず、「製造・提供のプロセス」つまり、
**これこれこういったふうに自社の特長を出して新事業を展開していきます**
こんな風に書きたいものです。
5社様ともに、この意図が伺える記述となっていました。立派です
審査項目の中に、以下のものがあります。これを見れば、上記がご理解いただけると思います。
①現在の自社の人材、技術・ノウハウ等の強みを活用することや既存事業との
シナジー効果が期待されること等により、効果的な取組となっているか。
②市場ニーズや自社の強みを踏まえ、「選択と集中」を戦略的に組み合わせ、
リソースの最適化を図る取組であるか。
5社様の「強み」に関する記事は、以下の視点から書かれています
●本業+αでの差別化
●地域資源活用
●自治体との連携
●人的能力(知的資産)
●調理技術(テクニカルに表現)
●財務健全性、保有資産
●新事業の職務経験
★これらの強みを、審査員に””なるほどな””と思わせるように、
受賞・表彰実績や第三者の評価及び資格取得などを示すことで
証明していたのはすごいなと思いました。
★財務の健全性は何と言っても説得力がありますよね!
事業活動の良し悪しが評価されるのは財務数値ですから。
★人的能力(知的資産)が事業の成否を大きく左右することは言うまでもありません。
ただし、これを証明するのが難しいのです。
その中、””人的能力(知的資産)を保持しているから○○が果たせている””と
言い切っている事例が見受けられました。素晴らしいです
★事例掲載にご協力いただきました4社様は、強烈な強みをお持ちでした。
また、虎視眈々と事業再構築を企てておられて、その準備で培ったものが
現状の強みを増幅させたのだと思います。
ですから、読者のみなさんも、事業再構築計画を付け焼刃で考案するのではなく
用意周到に調査・研鑽を積んで臨まれることをお勧めいたします。
これが、何よりの「強み」だと思います。
取り留めのないお話でございました。ご容赦ください。
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