機械装置等の効力から逆算したテーマ作り
みなさんこんんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。
本サイトでは、ものづくり補助金採択に向けた事業計画書作りの記事を配信しています。
今回は、「機械装置等の効力から逆算したテーマ作り」について
お話いたします。
ここで言う「機械装置等」とは、機械装置、工具器具備品、ソフトウェアなどを指しています。
私は、いままで、機械装置の効力だけでは、「ものづくり補助金」や
「革新的事業展開設備投資支援事業」を採択されません!と言い続けてきました。
なぜなら、競争相手も同じ機械装置を入れたら差別化にならないからです。
正直言って、私が申請書作成のサポートをさせていただいたお客様の大半は、今ある機械装置は老朽化している。
また、お客様の今後の精密な加工要求に対応していくのに最新の機械装置を導入したい。
このような経営者が圧倒的です。
このような方に、私は機械装置を導入することでどんな波及効果が期待できるか、連想ゲームを展開していきましょう、と伝えます。
ここから、競争力が培える事業計画を作っていくのです。
例えば、
①導入する機械装置の加工精度によって検査作業が簡略化できないか
②導入する機械装置の加工内容によってヒトの配置を見直せないか
③導入する機械装置を活用することで既存のお客様から新たな仕事が取り込めないか
④導入する機械装置を終夜自動運転させることはできないか
こんなことです。
一寸突飛ですが、④について実際に計画した会社がありました。
この会社は、大型の切削部品を加工する工程に横幅8mのマシニングセンターを導入しました。
1サイクルが8時間もかかるので終夜自動運転に取組み易かったこともあります。
これらを実施するためには、それぞれ解決すべき課題がでてきますね。
こうして、自社オリジナルの革新的な事業計画を策定していくのです。
問題は、効果を検証しつつ事業計画を味付けしていくので相応の時間が掛かります。
きっと公募前から事業計画を作成をし始めるし必要があるでしょう!
おっと、「問題は、」と言ってしまいましたが、むしろ良いことです。
だって精緻な事業計画を作ろうとしているわけですから!
如何でしたでしょうか
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