顧客満足の効力から逆算したテーマ作り
みなさんこんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。
本サイトでは、ものづくり補助金採択に向けた事業計画書作りの記事を配信しています。
今回は、顧客満足の効力から逆算したテーマ作り
についてお話いたします。
この内容は、自社商品・サービスでなく、下請けや委託サービスを行う事業者様に適しているかもしれません。
もちろん、受託元の製品が有望市場で市場競争力があることが大切ですが、これはみなさんのお力ではどうにもならないことです。
重要なことは、受託元のお客様にどれだけ貢献でき、
競争相手(受託先間)に差別化が図れるかです。
これについて私がセミナーなどで紹介しているのが以下の「3つの行動」です。
1つ目は、お客様の利益に繋がることをする
2つ目は、お客様のお悩みを解決する
3つ目は、お客様の要求事項を真っ先に実行する
1つ目の、お客様の利益に繋がることをする。
下請け先の方々は、そりゃ何たって価格を下げろ、と言ってくるよ!
こう、お考えのはずです。
これについては、真っ向からNo!を貫いても芸がありません。
○○で加工時間を短縮する
○○の素材に切り替える
○○の検査を簡略化する、○○の検査を当社に集中化させる
この条件を呑んでいただければ○○%は下げることができますよ、
と言った提案をすることです。
この提案力を具体的事例を素に示すことで”競争力のある下請け先だな””と審査員に思っていただけることでしょう
2つ目の、お客様のお悩みを解決する
お客様のお悩みに対して、みなさんの会社で解決できることはないでしょうか
ある会社の社長さんは、元大手精密機械メーカーのエンジニアでした。
受託元の会社では、解析作業のノウハウが乏しくまた陣容が整っていません。
これを察知した社長さんは、昔取った杵柄をPRし解析作業のお手伝いをすることで、受託加工以外で、お客様に貢献しています。
このようなことも強みとして書き込みたいですね。
新製品・新加工品・新サービスの展開にあたっても、きっと活かされるものでしょう!
3つ目の、お客様の要求事項を真っ先に実行する
特に、数社の受託先の中でみなさんの会社が選ばれて要求されたことだったらどうでしょうか!
みなさんの会社が信頼されている、なんらかの優位性をもっているからですよね
交渉が成立する条件であれば、このようなことを申請書に書き込み、
お客様との信頼関係の証として具体的にPRされてみてはいかがでしょうか。
如何でしたでしょうか!
今回お話しした内容が、ストレートに事業テーマに直結するとは言い難いものの、これらの中から織り込めるものを書き込むことで、競争力の高い事業であることは十分に訴求できます。
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