ボトルネック工程2の対処法に勝機あり
みんさんこんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。
本サイトでは、ものづくり補助金採択に向けた事業計画書作りの記事を配信しています。
今回は、「ボトルネック工程2の対処法に勝機あり」といった
一寸奇妙なことについてお話いたします。
変なタイトルですが、採否を決める重要ことですので
是非、参考にしてください。
ボトルネック工程とは、最も時間のかかっている工程のことをいいます。ボトル、つまり、瓶の一番細い部分のことを指します。
これを、「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」
のテーマに焼き直すと、
①今以上に、受注(注文)を増やす施策を考案することで、
ボトルネックが隘路となっていることを顕在化させることです。
ここが経営上最も重要なファクターとなります。
受注を増やす施策としては、
・自社の強みを好調な市場にマッチさせる。
・自社の強みを活かすことに加え弱みを克服し好調な市場にキャッチアップさせる。
・下請事業者の場合、お客様の要求に応えることで受託量を増加させる
ざっくりとこんな感じでしょう
作業量を増やすことができれば、次に生産能力を増やす必要があります。
そのために、増産計画によって生ずるボトルネック工程を解消させるために「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」の施策を活用し設備投資をするわけですよね!
確かに、これによって機械設備に仕事をさせる工程は生産能力が増加します。
でも、人手作業の工程はどうでしょうか!また、加工以外の工程間の搬送作業はどうでしょうか!
やはり何らかの能力増強策が必要ですよね!
勝手ながら、これらを「ボトルネック工程2」と呼ばせていただきました。
これに対応させるために、人を増やす、建屋を改修する。
これも必要かも知れませんが、これだけで解決させるのはあまりにも単調な考えです。
いかにアイデアを出し、少人化・小投資で乗り切るか、ここが重要です。
これを明快に示すことで、差別化や革新性がや審査員に理解していただけるのです。
審査員は私と同じ輩の「中小企業診断士」です。
中小企業診断士試験ではこのようなことが毎年試験問題に出ますので、
審査員は必ず反応します。
では、どのような切り口から合理的な「ボトルネック工程2」の解消策を考案したら良いでしょうか。
残念ながら、アイデアは無限にありますし、有効策は各社ごとに違いますので、万人に通ずる施策を紹介することはハッキリ言って難しいです。
強いて言えば「ムダ取り」があたるのかもしれませんが、
審査員の視点で相応の効果が出るんだな!
と思っていただけるかどうかがポイントのようです。
ただし、そのヒントを教えてくれる教科書があります。
それは、「知的資産経営報告書」です。
これは、経営改善の事例集でありほぼすべての業種が載っています。
そして、インターネットで簡単に調べることができます。
補助金採択以前の行動として、みなさんの会社の経営革新のために、
是非、読んでみてください。
如何でしたでしょうか!
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