皆が軽視する「ものづくり補助金」のその2(将来の展望)
みなさんこんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。
本サイトでは、ものづくり補助金採択に向けた事業計画書作りの記事を配信しています。
今回は、”皆が軽視するものづくり補助金の”『その2』”について
お話させていただきます。
ものづくり補助金申請書の記述事項は、
その1:具体的な取組内容 と
その2:将来の展望・・・本事業の成果の事業化に向けて想定している
内容及び期待される効果
に大別されます。
「その1」は、「ものづくり補助金」申請書の中で、
革新的な事業開発について記述するところです。
(1)事業内容
(2)現状の問題点・課題
(3)課題の解決方法
(4)主要スケジュール
(5)実施の体制
これだけではありませんが、こんなことをみなさん書いています。
つまり、増産対応とか何らかの事業課題があって、
それを、設備投資などで対応していく、といったところです。
募要領を読んでみると、比較的記述内容がイメージしやすいのです。
そして、大半の方が勘違いされるのが、ここまで書き終わったら、
ほぼほぼ出来上がったように錯覚してしまうのです。
でも「その1」が完璧に書けても100点満点中40点しか取れません。
これから話す「その2」の配点も100点満点中の40点です。
つまり、「その2」がしっかり書けるかどうかが合否を分けるのです。
それでは、関連する公募要領を見てみましょう
b.本事業の成果の事業化見込みについて、目標となる時期・売上規模・量産化時の製品等の価格等について簡潔に記載してください。
どうやら、
・「その1」の取組み内容を評価してくれるお客様はだれで
・市場規模がどのくらいあって、これから伸長するのか!
・事業化(売上が立つ)の際に他社との差別化がどのように果たせるのか
・それはいつか
こんなことを書きなさい、と言っているようです。
自社新製品の展開などはこのように書けるかも知れませんが
下請け事業者の方は、どのように書いてよいか迷いますよね!
こんなことも相まって、「その2」が希薄になってしまう方が
多いのではないか、と推測しているところです。
私は、以下のようなことをすべての業種・業態について、記述の『型』として使用しています。
(1)本事業の対象となる市場の動向
(2)本補助事業の成果がもたらす効果、事業の展望
(3)事業化スケジュール(先行3~5年間の行動計画)
(4)売上計画
(5)本事業の革新性、競争力強化の源泉
これだって、簡単には書けそうにはないでしょうが、
ギブアップではないでしょう。
採択されるためには「その2」を制することです。
如何でしたでしょうか!
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