抽象的な記述を具体的な表現に変えるには
みなさんこんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。
本サイトでは、ものづくり補助金採択に向けた事業計画書作りの記事を配信しています。
今回は、「抽象的な記述を具体的な表現に変えるには」
についてお話いたします。
まずは、本タイトルの、抽象的⇒具体的・・・・
私が、残念ながら突破できなかった方々の申請書を見る限り、
かなりの方が抽象的に書いています。
というか、抽象的な記事だけで具体的な記事がないんですよ。
””当社の強みは品質と技術力の高さで大手○○社との取引が
継続していることである””””
こんな書き方で終わってしまっている方が結構多いんです。
これだと採点のしようがないですね。
「なぜ、そうなのか」 これが書かれていないからです。
たとえば、こんな記事だったらどうでしょうか
●当社の強みは品質と技術力の高さである
↓品質面では、最終検査以外にも、工程完成後に2回目視検査
を行っており、結果を作業表に記述している。
これによって、過去5年間で1回しか顧客返品がない
↓技術面では、経営者の私と社員1名が3D-CADを操作できることからお客様のポンチ絵をもとに当社で製図することで、お客様の負担を軽減させることができることである。
↓これらの品質面・技術面の強みを活かし、お客様の次世代製品xxの○○加工について、当社が受託できるよう働きかける所存である。
上の記事より,、はるかに具体的で当社の強みが
理解できますよね!
更に、強みを何に活かし事業を伸長させようとしているか
についてもも書いてあるので、
審査員の方も、以降に書いてある「現状の課題」と
「その解決策」についてもしっかりと読んでみよう!
と言う気にさせますよね!
そうは言っても、具体的に書き込めるネタが思い浮かばないよ!
理由はだいたいココですね。
こういった方は、補助金の申請書を作る前に、事業方針をしっかりと固める必要がありそうです
そして、具体的な記事を書こうとすると、当然話が専門的となり、全体感として矛盾が生じてしまうこともしばしばあります。
私は、補助金申請のサポートをする際に、ここに結構気を遣っています。
なぜなら、みなさんの会社のことを詳しく知らないことで、逆に客観的に事業計画全般を見渡せるからです。
全体感として矛盾が生じる、それ以前の話で記述内容が首尾一貫していないような気がする。
これは、きっと誰もが経験することだと思います。
対策としては、
先ず、先に「小見出し」ごとに『キーセンテンス』を埋め込んで、それぞれにキーセンテンスが関連付けられるようにしておくことです。
結構面倒な作業ですが、「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」に採択されたかったら、これをやりましょう!
これをやっても、実際に矛盾点・懸案点は出てきてしまいます。
でも、先に「小見出し」を決めて、小見出しごとに『キーセンテンス』を埋め込んでおけば、部分修正で済み、全面修正の事態には陥らないはずです。
如何でしたでしょうか。
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