
みなさんこんにちは! 坂本経営事務所の坂本でございます。
今回は、2022年11月10日に経済産業省からリリースされました
「令和4年度補正予算案の事業概要(PR資料)」の中から、
中小企業生産性革命推進事業の中の『ものづくり補助金』の内容について
紹介させていただきます。
事業目的
PR資料には以下の通り書かれています。
新型コロナや物価高、インボイス制度等の事業環境変化への対応に加え、GX・DXなどの成長
分野への前向き投資や賃上げ、海外展開を促すため、生産性向上に取り組む中小企業・小規
模事業者の設備投資を補助し、切れ目なく継続的に、成長投資の加速化と事業環境変化への
対応を支援します。
分野への前向き投資や賃上げ、海外展開を促すため、生産性向上に取り組む中小企業・小規
模事業者の設備投資を補助し、切れ目なく継続的に、成長投資の加速化と事業環境変化への
対応を支援します。
ここからは、2022年13次締切公募からの特段の変化点は見受けられません。
事業スキーム
申請枠 | 補助上限枠 | 補助率 | |
① | 通常枠 | *1,250万円 | 1/2または2/3 |
② | 回復型賃上げ・雇用拡大枠 | 1,250万円 | 2/3 |
③ | デジタル枠 | *1,250万円 | 2/3 |
④ | グリーン枠 | *4,000万円 | 2/3 |
⑤ | グローバル市場開拓枠 | *3,000万円 | 1/2または2/3 |
回復型賃上げ・雇用拡大枠以外において賃上げに取組む事業者に補助上限枠を最大1,000万円上乗せ |
2022年の13次締切公募からの変化点としては、
①グリーン枠の補助上限額が2,000万円から4,000万円と倍増しました。
2,000万円ですと、炭素生産性向上に資する成果があまり期待できなかったのでしょうか
②回復型賃上げ・雇用拡大枠以外において賃上げに取組む事業者に補助上限枠が
最大1,000万円は上乗せされるようです。
賃上げは既には30年間ストップしているようです。
それが、ここにきて海外諸国との比較からも顕在化されました。
一層の拍車をかける意味からも、補助金上乗せで促そうとする姿勢が伺えます。
事業概要
PR資料には以下の通り書かれています。
革新的製品・サービスの開発又は生産プロセス等の改善に必要な設備投資等を支援します。
また、特に、大幅な賃上げに取り組む事業者へのインセンティブを強化するとともに、海外
でのブランド確立などの取組への支援を強化します。
また、特に、大幅な賃上げに取り組む事業者へのインセンティブを強化するとともに、海外
でのブランド確立などの取組への支援を強化します。
冒頭は変わりようのないフレーズです。
大幅な賃上げに取り組む事業者へのインセンティブとは、上述の最大1,000万円の
上乗せ のことでしょうか?
概して、ものづくり補助金については、方向転換は無さそうです。
今後の情報に留意してまいります。