ものづくり補助金、事業再構築補助金の事業計画書作成ノウハウ集

 
採択される申請書を作るのは、みなさんの経営革新・生産革新への思いの強さが何よりも重要です。
当事務所のノウハウ集は、これらについて“より具体的”に記述しております。

また、きちんと代表の坂本の言葉で伝えることにより、みなさんの思考力を増幅させ、
当事務所でこれを余すことなく申請書に書き込むことで採択に繋げます。

ものづくり補助金事業計画書作成の賢者

ハイ、みなさんこんにちは。 坂本経営事務所の坂本です。

こちらは、
「ものづくり補助金」「革新的事業展開設備投資支援事業」といった補助金、助成金に
「必然的に」採択されるよう力戦奮闘される申請者様や士業などの支援者の方向けに
多角的に捉えたメソッドを提供するサイト「賢者のバイブル」です。

毎週月曜日に新着情報を追加配信いたします。
徳とご覧くださいませ!

 はじめに! 『賢者のバイブル』の中身・長所・非凡性を紹介

賢者のバイブルの役割
当事務所では、
●公募要領の「裏」解説
●事業計画書作りのステディーなマニュアル
として「『ものづくり補助金』事業計画書作りの勘所とは?」といった情報を配信しています。

そして、賢者のバイブルとは、それを牽引するカンフル剤のようなものです。
即ち、みなさんのような賢者のために、「必然的に」採択されるよう(クライアントを採択に導けるよう)
経営コンサルタントとしてのプロの見地から、より賢く! より堅実に!
事業計画書が作れるよう作り込んだものです。

中身は
・より深く公募要領を読み解く
・経営理論を事業計画書に反映
の2つの視点から記事を構成しています。

賢者のバイブル個別記事

それでは、個々に紹介させていただきます

「ものづくり補助金」事業計画作り 採択率から読みとれること

採択率は過去より約4割で推移しています。ただし、そのうちの2割は偶然に合格した方々です。
つまり、審査員によっては「不合格」にさせられてもおかしくない方々ですから、
「必然的に」合格するためには上位2割に入り込む必要があります。

そのための行動として、

①公募要領全般及び審査要領を熟読し「卒の無い具体的な」事業計画書を作ること
②競合他社と差別化できるアクションテーマを考案し、その実現確度が高いことを示すこと
③できる限りの加点を狙うこと
を提示し寸評しています。詳細
は次章より行っています

「ものづくり補助金」事業計画書、逆転の発想とは?

2つございまして、1つ目は、
「不採択になる要因」から逆転の発想を思い浮かべることです。

これは、採択率4割(必然、偶然合わせ)、つまり、大局的にみると
半分合格、半分不合格ということです。

であれば、不合格になる要因を押さえて、これを反面教師にすることが得策だと思いませんか!

・革新性に欠ける
・具体性に欠ける
・設備の力に依存過多

この不採択3大要因の対処法を伝授しています

2つ目は、
「記事が書けな」から逆転の発想です。

ここは、後述を斯うご期待ください。

「ものづくり補助金」加点・減点の不条理

何を以て「不条理」と考えているのか?

それは、「革新的な試作品・サービス開発、革新的な生産プロセス改善」、すなわち、
イノベーションを図り地域経済に貢献したものに補助金を交付するといった大義とは関係ない
ものまでが「加点項目」に入っているからです。

不条理な加点項目とは以下のものです
・政策加点:創業・第二創業後間もない事業者(5年以内)」
・災害加点:新採、台風などの被災事業者(被災地区事業者)
・賃上げ加点:給与支給総額の増加
・減点:過去3年間に、類似の補助金※の交付決定を受けていた場合

他方、前向きな加点項目として以下のものを推奨しています。
・経営革新計画の承認取得
・事業継続力強化計画の認定

それから、賃上げ加点:給与支給総額の増加については、不条理とは思いますが
できる限り、狙っていただきたいと思います。理由は、後述をご参照してください。

「ものづくり補助金」事業計画書作成「革新的事業展開設備投資支援事業」から学ぶこと

革新的事業展開設備投資支援事業は、ものづくり補助金と違い「大見出し」「小見出し」が指定されています。

その中に、
ア)競合他社の動向、市場環境(顧客)における現状分析・課題・解決策
イ)顧客や産業界に及ぼす効果、都内経済にもたらす効果
というものががります。

ア)は、「SWOT分析」よりハードな「3C分析」がうまく操れると書きやすいです。

イ)は、補助金を出す側の関心ごとですね。

これらをきちんと意識することがものづくり補助金のコンペを優位に進めることに繋がります。
これを明快にお伝えしています。

「ものづくり補助金」「革新的設備投資助成金」事業成功に導く扇のかなめとは

これは、もうすでに言っていることじゃないの!と思わないですか!

①公募要領全般及び審査要領を熟読し「卒の無い具体的な」事業計画書を作ること
②競合他社と差別化できるアクションテーマを考案し、その実現確度が高いことを示すこと
③できる限りの加点を狙うこと

これら3つが「扇のかなめ」でしょ!

確かに、否定はしません。
でも、「競合他社と差別化できるアクションテーマ」と「実現確度」この料率を考えたら
KFS(キーファクターサクセス)=事業の成功要因、
ここをまず押さえて事業シナリオを描くことだとわたしは考えています。

ここを強く進言しています。

「ものづくり補助金」事業計画書作成の開始90日前? 答えはマーケティングにあり!

90日前はいくらなんでも大げさでしょ!とおっしゃられる方が多い反面
そうですよね!と同意してくださる方も結構おられます。

「ものづくり補助金」の採択がゴールではない、事業を成功させることです!
そのためには腑に落ちたマーケティングは必須です。

賢者のみなさんは、是非、90日はともかくとして、マーケティングの重要性を押さえてください。

わたしのマーケティングメソッドを後述しています。

「ものづくり補助金」事業計画書作りに必須ー事業の社会的責任

この答は「近江商人の三方よし」です。
これも、「SWOT分析」同様、審査員の多くを占める中小診断士が大好きな経営理論です。

この中でも、「世間によし」ここですね!

これについては、支援事例を用いて紹介しています。
オチは、「東京都長期ビジョン」に則った事業テーマであることのPRです。

「アンゾフの成長マトリックスを操ることで「ものづくり補助金」の事業計画書が高精度に

ものづくり補助金は「革新的な試作品・サービス開発、生産プロセスの改善」などに目が行きがちです。

そりゃそうですで、今後の飯のタネである「武器を作る」ところだからですからね!

でも、その武器を駆使してどのように事業を成長させていくか!
ここも、比較的採点の高い審査項目です。

そうなってくると、「アンゾフの成長マトリックス」が操れると記事に輝きがでますよ。

そこで、
・市場浸透戦略
・市場開拓戦略
・新製品開発戦略
・多角化戦略
の押さえ処と一寸とした着眼点について紹介しています。

「ものづくり補助金」事業計画書をSWOT分析の「型」で紐づける

SWOT(S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威)分析が審査員は大好きです。

でも、申請者は、「強み」と「機会」で事業計画をまとめる人がいます。
「弱み」を課題と裏返し、「脅威」も外さずに事業計画書を紐づけることで
事業計画書にメリハリが出てきます。

そして、将来の目標・ありたい姿を照準に当て、
機会:将来の市場動向
強み:将来の姿を実現させるのに備わっている、資源・知的資産(ノウハウ、メソッドなど
弱み:というよりかは「課題」・・・この解決策が事業テーマになる

のところから事業計画書を紐づけて作り上げることで採択に近づけますよ!
といったことを切に紹介しています。

「ものづくり補助金」 採択率から読みとれること

本サイトでは、
「ものづくり補助金」「革新的事業展開設備投資支援事業」といった補助金、助成金に
申請されるみなさんを「必然的に」採択されるよう、その知識・行動力を醸成させる
ための情報を発信させていただきます。

また、みなさんは、
補助金の原資は国民の血税であり、これをみなさんは国民のために使う、
つまり、地域経済発展のために使う、この意識の高い方だと存じます。

したがって、正攻法で取り組むための情報を発信させていただきます。

それでは、本題の「ものづくり補助金 採択率から読みとれること」について
お話させていただきます。

ものづくり補助金の採択率は、概して、4割といったところです。
(最近の、2020年8月3日締切の「通常枠」で2割といった特別な事態も中にはありますが・・・・)
ものづくり補助金採択率
ただ、「加点要素」も含め上位4割に入っていれば採択される、というわけでは無さそうです。

なぜなら、そこには「審査員の主観」が多分に入るからです。いわゆる「審査員リスク」です。

そもそも、審査員をされている方の資質は認めているものの
あまりに短期間で良否を決めなければならず内容を吟味しての評価には至っていないようです。

だから、「偶然に合格、運悪く不合格」といったゾーンが±2割にまで広がってしまうのです。
つまり、「必然的に合格」を狙うのであれば上位2割に入る必要があります。

そのためには、
①公募要領全般及び審査要領を熟読し「卒の無い具体的な」事業計画書を作ること
②競合他社と差別化できるアクションテーマを考案し、その実現確度が高いことを示すこと
③できる限りの加点を狙うこと

この精度に尽きると思います!

①の「卒のない具体的な」とは
・審査要領に記載の項目は確実に事業計画書に記載する
・5W1Hに従って事業計画書に記載する(特に、誰がを明快にし組織的に取り組むことを示す)
・理路整然とした、矛盾の無い事業計画書に仕上げる

ここらあたりがポイントになりそうです。

②の「競合他社と差別化できるアクションテーマの考案」とは、
決して、高度な技術力が要求されその度合いで評価されるものではありません。
アイデアや小改善の積み上げでも相応の成果が示せれば十分です。

そして、上述の””地域経済発展のために国民の血税を使わせていただく””
このマインドがあれば、必ず克服できます。

③の加点については、個人的に加点制度があること自体合点がいきません。
政治家の公約促進のためにものづくり補助金をバーター取引に利用している感が否めません!

と言っても始まりません。加点要素である
・事業継続力強化計画は確実に提出しましょう!(決して難しくありません)
・経営革新計画も計画的に狙いましょう!(申請時点で承認されていれば採択は近いです)

最後に、本サイトは、前述の通り、読者のみなさんが「必然的に」採択されるよう、
その知識・行動力を醸成させるための情報を今後とも発信させていただきます。

「ものづくり補助金」事業計画書ー逆転の発想とは

わたしも、「ものづくり補助金」「革新的事業展開設備投資支援事業」の申請のお手伝いを
させていただく中、この発想を思い浮べることでだいぶスムーズに作業が進むようになりました。

まあ、ネガティブからポジティブを生み出すようなものですね!

1.「不採択になる要因」から逆転の発想を思い浮かべましょう

ものづくり補助金の採択率は、概して4割程度です。
(ただし、例外として、2020年の第3次公募「通常枠」は2割にまで下がりました)

ということは、この対策+αができれば合格圏内に入れそうですよね!

ですから、ここはしっかりと押さえておきましょう

まずは、 コチラ の動画の一コマをご参照下さい。
不採択になる3つの要素についての原因と対策について紹介しています。

さらに補足させていただきます。

①革新性に欠ける

動画の中の「KFS=事業の成功要因」これが押さえられて、
向かうべく方向性が見えてくれば革新性に欠けることは
なさそうです

なぜなら、ほとんどの事業者様はこれに気付いていないから
みなさんがここに着眼すれば革新的(競争優位)に映るはずです。

何よりも、やっていることが同じような申請案件と比較しても
効果の大きさとその信憑性がだいぶ違いますよね!

ただし、これが明快に書けるかが課題です

そして、先週の寄稿の通り、地域経済への貢献意欲が高ければ
また違ってきますね!

””私の発案をみなさんもヒントにしてみてください””
といった意識が高ければ高いほど革新的(競争優位)な事業計画
になるはずです。

②具体性に欠ける

原因の大半は、動画に出てくる通り「着手遅れ」による検討不足です。
この挽回方法だってありますがここでは申し上げません。

ここも、ポジティブに考えてみましょう!

抽象的な記事を具体的にするのは決して””生みの苦しみ””を味わうわけではありません。
7割書いてあることに1~2割を足せば良いのです。

着眼は、誰に向けてのものか、何がすごいのか、どうすることでこれができるのか
これの具体例を示すことですね。

そして、何よりも重要なことは、市場(お客様)と競争相手を意識して書くことです。
こうなると、他人では書けない、つまり、みなさんならではの「具体的」記事になるんです。

③設備の力に依存過多

ここはもう動画でしゃべっていることがすべてです。

2.「文章が書けない」から逆転の発想を思い浮かべましょう

わたしは、補助金(事業計画書作成)の申請サポートを行うようになってから
これについて悩んだことはありません。

それは、前職で事業の身売り(M&A)のための事業計画を日課として作っていた経験があるからです。

でも、初めから文章がうまく書けたわけではありません。また、徐々にというわけではありません。
書かなければならない、といった場面に追い込まれたからです。

ここは真似ていいただきたいと思います。自分を追い込めばきっと実現できます。

でも、これだけで終わってしまったら申し訳ないので、2つほど雑学テクニックを伝授いたします。

①他の記事から言い回しを学ぶ・・・知的資産経営書あたりが使える

②フォトリーディングの実践・・・ただし、習熟の程度は人それぞれです

きっと、ライバルの方でも書ける人は少ないはずです。
ですから、上記の雑学も参考にし書く行動を起すことでみなさんの勝ちです。

自分が苦手なことは他人も苦手! このように考えることも逆転の発想でしょう!

加点・減点の不条理(その1)経営革新計画・事業継続力強化計画の重要性

「加点・減点」の不条理 といった私見を2回に亘り述べさせていただきます。

2020年11月13日に、独立行政法人経済産業研究所が6月に纏めた報告書で
「ものづくり補助金について”政策効果があるとは言い切れない”」と指摘。

これが、2020年度第三次補正予算策定において話題となっている
との報道が日経新聞 電子版でありました。

内容まで読んではいませんが、私も思うところがあります。

今回は、これについてお伝えさせていただきます。

読者のみなさんは、 補助金賢者!
ものづくり補助金の採択は単なる通過点・・ゴールは事業化の成功
ここに目標を置いているハズです。

したがって、不条理にあやかって採択を狙いに行くのではなく、
正道を歩んでゴールに突き進んでいただきたいと存じます。

本情報が、そのための一助となれば幸いです。

ものづくり補助金の事業の目的
中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者 保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する。

これを読む限り、
・革新的な事業に取り組む事業者に対しそれに必要な設備投資等の経費を国民の血税から支出します
・だから、事業者(納税者)に還元させるべく地域経済の発展に貢献してください
といっていることは間違いありません

なのに、不条理なことが散見されます。

加点・減点の不条理とは?

①政策加点、災害加点、賃上げ加点ともに上述の事業の目的と関係がありません
②過去3年間で交付決定を受けた事業者が減点される。これも事業の目的と関係ありません。
③2020年版ものづくり補助金の4次締切迄あった「特別枠」加点

どうも、
①については、政府・官僚の政策をバーター取引にしている感が否めない、
②については、より多くの事業者を採択したい、いわゆる政権安定のためのバラマキ
③については、論外
のマイナス面が私にはよく理解できません。

纏めると、加点・減点の狙いと事業の目的となんら因果がないことから
本来であれば採択されて地域経済の発展に貢献できる事業者の
目をつむってしまう

これは、絶対にあってはいけないことですが起きてしまってますね!

みんさんは、補助金賢者です。

加点・減点制度の不条理を嘆いていても芸がありませんし
補助金の加点だけのために加点を狙いに行くのも賢者らしくありません。

賢者のみなさんには、むしろ、真の目的である「事業化の成功」のために
加点の制度と向き合っていただきたいと思います。

たとえば、加点要素の中の、
●成長性加点:経営革新計画の作成・承認
●災害等加点:事業継続力強化計画の作成・承認
これについては、是非、モノにしていただきたいと思います。

経営革新計画については、比較的ものづくり補助金と建付けが似ていて
しかも高度です。
したがって、「事業化の成功」に向けたバイブルになること間違いなしです。

事業継続力強化計画については、「事業化の成功」の先にある事業の継続のために
災害時の行動、災害発生後の早期事業再開のための行動指針を明快にするものです。
この機会にしっかりと作っておくことは経営者として必須事項です。

途中で申し訳ございません
続きは、
「ものづくり補助金」加点・減点の不条理(その2)
で紹介させていただきます。

加点・減点の不条理(その2)給与支給総額アップの有言実行

前回(その1)の続きのお話をさせていただきます。

加点要素の中の、賃金等加点

2020年版ものづくり補助金では、申請要件が設けられています。これは、

①事業計画期間において、給与支給総額を年率平均1.5%以上増加
②事業計画期間において、事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準にする
③事業計画期間において、事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加

これらの要件をすべて満たす3~5年の事業計画を策定し、
従業員に表明していること というものです。
(実行できなかった場合、補助金の返還を要求されることもあります)

さらに、④ ⑤の水準までに給与支給総額及び地域別最低賃金の上昇を
事業計画書に織り込むことで加点がもらえます

④事業計画期間において、給与支給総額を年率平均2%以上増加させ、かつ、事業場
内最低賃金を地域別最低賃金+60円以上の水準にする計画を有し、従業員に表明し
ている事業者、または、
⑤事業計画期間において、給与支給総額を年率平均3%以上増加させ、かつ、事業場
内最低賃金を地域別最低賃金+90円以上の水準にする計画を有し、従業員に表明し
ている事業者

①、②は絶対条件ですから置いておいて、

④と⑤、
例えば3年計画であれば、⑤の場合、3年度には今より給与支給総額を9%アップさせ
次の3月までに地域別最低賃金+90円の水準にしなければなりません。

ちなみに、④と⑤の違いは、加点点数だと思います(⑤のほうが点数が高い)

ものづくり補助金の制度上、実行できなかった場合必ずしも補助金を変換しなければならない
わけではありませんが、従業員に表明することから実行せざるを得ないでしょう!
ただし、時として経営を圧迫することも考えられます。

したがって、ものづくり補助金の加点対象になるとはいえ、やはり、みなさんの会社ならではの
人事・処遇戦略を優先させて判断されるのが賢明と思われます。

ただし、賢者のみなさんは、”処遇面では十分なことをしており他社よりもかなり高い”
というわけでない限り、④は狙っていただきたいと思います。

理由は、以下の2点からです。

●給与支給総額のアップは昇給だけでなく、人員増によるアップ、昇給だけでなく賞与の増加、
これでも良いわけです。

したがって、これらを踏まえた人件費の増加計画・処遇方針を明快に従業員に説明し
コミットしていただくことで企業体質の改善に繋がるかもしれません。

ものづくり補助金ー事業計画書のシナリオからすれば、革新的な取組みで生産性を上げる、
ほとんどの例が、費用対効果の改善です。

そうなってくると、導入設備を能力一杯使い回す、となれば従業員の補充だって
必要になって来るでしょうし、私が支援させていただいた事業計画では、
増員無き事例はございません。

増員の必要性を十分に吟味し加点の判断をしていただきたいと思います。

●地域別最低賃金、+60以上円、あるいは、+90円以上の水準に関する経営判断についてですが、
まずは、別の角度から検証していただきたいと思います。

それは、2021年4月1日から中小企業においても施行される「パートタイム・有期雇用労働法」
の対応についてです。

これは、正社員とパートタイマーとで不合理な待遇差を禁止するものです。

最低賃金者はパートタイマーだと思われますので、これを契機にパートタイマーの処遇をこれに準じて、
逆に、質の高い・生産性の高い仕事をしていただくような仕組みを構築する、
といったことをご検討していただければと存じます。

結論ですが、④あるいは⑤はいきなり無理を決めつけるのではなく
いろいろな角度から検証されることをお勧めします。

「ものづくり補助金」の事業計画書作成・・「革新的事業展開設備投資支援事業」から学ぶこと

「ものづくり補助金」申請のための事業計画書作成において
東京都で実施の同類の「革新的事業展開設備投資支援事業(助成金)」
から学ぶことについてお話しさせていただきます。

「革新的事業展開設備投資支援事業(助成金)」とは東京都で実施の
最大1億円が給付される助成金です。

採択率は、ものづくり補助金が、概ね4割に対し、
革新的事業展開設備投資支援事業(助成金)は、概ね3割といったところです。

補助金・助成金の制度設計といったところでは、
ものづくり補助金はいかにもお役人が作った、狙い・目的と
要求事項が噛み合っていない中途半端なものに思えてしまいます。

もちろんこれには、お役人の思惑が優先していたり、いわゆる政権安定のためのバラマキ感
が否めないのでこのように思ってしまうのかもしれません。

これに対し、革新的事業展開設備投資支援事業は、
東京都民の血税から助成するんだから、
東京都の経済発展に繋がる革新的な事業計画を実践して頂戴ね!
といったメッセージが明快に伝わってきます。

そして要求事項も、ものづくり補助金よりはるかに経営理論に基づき設計されています。

だから、これを参考に「ものづくり補助金」の事業計画書を作成すれば審査員受けする
ものになります。

これを狙いとして、本記事を出稿する運びとなりました。

前置きは以上として、本題に入ります。
革新的事業展開設備投資支援事業の見出し

ハイ、こちらが「革新的事業展開設備投資支援事業」の事業計画書の様式です。
ものづくり補助金と違い「大見出し」「小見出し」が指定されています。

それでは個々に解説していきます

③事業計画の優秀性

ここが採否を分けるポイントです。
(ア)で今回の事業計画(テーマ)そのものの現状分析を行います
(イ)で競合他社と市場環境(顧客動向)の現状分析を行います
あたかも、(ア)と(イ)が独立しているように見えてしまいますが
実際には、(ア)と(イ)それぞれについて、現状分析を行い
これを総合して課題の発掘を行い、解決策を記述します。

自社の行いたいことについて、市場・顧客の反応と競合他社との競争・棲み分け
について記載することで、事業の成功(優秀性)が明快に表現できます。

経営コンサルタントが言う3C(Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社))
分析そのものです。

ものづくり補助金の公募要領にもそれぞれ別個に記載されていますが、ここは
革新的事業展開設備投資支援事業のように3C分析に型で記載するほうが
高度な経営感性を訴えることができますよ!

⑥実施後の展開

(イ)の顧客や産業界に及ぼす効果
(ウ)の都内経済(地域経済)にもたらす効果

ここは、ものづくり補助金の公募要領では理屈っぽく書いてあるので見落としてしまいますが
絶対に記述しなければなりません。

(イ)については、大半の方が、顧客への貢献という形で書かれると思います。

(ウ)については、””外注先などサプライチェーン内での共存共栄、雇用面の効果等について書きなさい””
と注釈があります。

ものづくり補助金でもこれに習って書くようにしましょう

この他にも、「革新的事業展開設備投資支援事業」から学ぶことはたくさんありますよ!

補助金・助成金 事業成功に導く事業計画書の扇のかなめとは?

読者のみなさんは
「ものづくり補助金」の採択がゴールではない、事業を成功させることだ!
このようにお考えの方だと存じます。

そこで、「ものづくり補助金」「革新的事業展開設備投資支援事業」の事業化を
成功裡に導く事業計画書の「扇のかなめ」についてお伝えさせていただきます。

まずは、コチラ⇓ ご覧ください

ものづくり補助金事業計画書の審査項目

まず、「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」採択・不採択の観点から寸評すると、
ものづくり補助金の要所を勉強された方は、
技術面の
①取組み内容の革新性
③課題の解決方法の優位性
に目が行ってしまいます。正しいことではありますが・・・

ここで注目していただきたいのは

①の「革新性」
これは、自社にとって革新的でありそれが相当程度普及していないこと
ちょっと解釈に悩みますが、それほど強烈ではないので「希少性」が事業計画書で訴求できればOKと思います。

③の「優位性」
これは、現状の「強み」を指しているのではなく、補助事業を遂行して構築される優位性を指しています。
解決方法については、技術力(Technology)のみならず、アイデア、ノウハウの構築でも十分です。

こうなると、採択、不採択の分かれ目はこの他にもあるのかもしれません。

それは、事業化面の

②市場ニーズの有無
これはもう事業計画の基本ですね。魚のいないところで漁をしても始まりません。
ただし、中小企業では、市場で捉えるよりも顧客層のニーズの有無で捉えたほうが良いかもしれません。

そうなると、顧客ニーズに応えるべく技術課題の解決をテーマにするのはかなり有効ですね
そして、市場・顧客層のニーズを探るために「ロードマップ」を読み解く分析力は必要になってくるでしょう。
ここが、差別化の一因を握ることは間違えありません。

①事業実施体制
これは、課題の解決が確実に実施できますよ! という根拠をしめすところです。
そして、審査員の目線は、””単体企業だけで革新的な事業を実施するのは無理、他社の知見活用が必須””
この見かたです。ですから、社内外でどのように連携・統制していくか、ここですね!

これらが明快に示せればかなり採択に近づくことでしょう。

はい、それでは、ようやく本題です。
採択された事業を成功裡に導く「扇のかなめ」、
これは、「KFS(key Factor for Success」=事業の成功要因、を外さないことです。

事業の成功要因とは、
・その市場ではどんな強みを持っている企業が成功しているのか
・その強みをどのような方法で発揮しているのか
平たく言えば、こういうことだと思います。

そして、これは、キーファクターですから毎年毎年進化させていかなければ
勝ち残ってはいけないでしょう。

「KFSの絶えまぬ実践」をベースロードとし補助事業を展開していくことこそが
事業を成功裡に導く「扇のかなめ」と私は理解しています。

ですから、「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」の申請に係る
事業計画書を作成する際には、必ず、KFS(事業の成功要因)を反映し
””有言実行””していただきたいと思います。

申請作業の開始はいつ? 答えはマーケティングにあり!

変なタイトルですが、これが採択確率に大きく影響します。

これだけでしたら、たった3行で終わってしまいますので、ここから紐づけられる
お話しを踏まえお伝えさせていただきます。

1.「必然的に」採択を狙うのであれば締切日の3ケ月前(90日)から着手すべき

3ケ月はいくらなんでも大げさでしょう!とおっしゃられる方が多い反面、
そうですよね!と同意して下さる方も結構おられます。

後者の方の共通点は、
「ものづくり補助金」の採択がゴールではない、事業を成功させることだ!
このように考えているから、用意周到に臨もうとしているのです

わたしも同感です。そして、そのためには、腑に落ちたマーケティングが必須事項です。

なぜなら、
みなさんの会社にピンポイントにマッチしたマーケティング情報なんて簡単には見つかりません。
仮に見つかったとしたら、もうそれは後発的な情報かもしれません。

私が行うマーケティングは、
A.みなさんの会社を取り巻く(下流の)市場動向の情報 S(人口、社会環境)の市場情報

と以下のBの情報を紐づけて行います

B-1.PEST分析:P(法令改正) E(経済動向) S(人口、社会環境) T(技術動向)
B-2.5フォース分析:売り手、買い手、新規参入、競合先、代替品

例えば、以下のように分析します。
A 住宅建材を製作しているが今後新規住宅着工件数はどんどん減っていく
B-1 大型の豪雨台風が慢性化(社会)修繕の需要が伸びる(ユーザは保険金で賄える)
B-2 技術的には構造補強のための素材の見直しと一層の精密加工が必要(競合先にリード)

ここまでできれば、ものづくり補助金申請のためのシナリオは描けますね。
でも、これで満足してしまう人が多いですね!

冒頭の、
「ものづくり補助金」の採択がゴールではない、事業を確実にモノにすることだ!
ここを思い出してください。

マーケティング戦略は、必ずしも一点集中だけが良いものではありません。
上述のシナリオだってリスクがないわけではありません。

理科の授業を思い出してください。

理論を勉強したら実験をしますよね!

これと同様に、上記のマーケティング(A⇔B-1⇔B-2)について、お客様、お客様予備軍、専門家
から「裏を取る」必要があります。
もちろん、これは下請け事業者にもやっていただきたいことです。

これで、技術課題をがっちりと押さえることです。
そして、この対応策が見いだせれば必然的に採択が狙えるところに来ますし
安定した事業化が見込めるでしょう!

あとは、これらを的確に文章や図表で表現することです。

結論ですが、このような段取りを確実に実施するためにも
「必然的に」採択を狙うのであれば締切日の3ケ月前(90日)から着手すべきです。

事業の社会的意義を主張することで審査員を感動させる

『事業の社会的意義』についてのお話しをさせていただきます。

わたくし自身、
最近は製造業者の設備投資に関するものづくり補助金の事業計画書作成サポートよりも
サービス業者のソフトウェア開発に関する事業計画書作成サポートが圧倒的に増えています。

サービス事業者のソフトウェア開発の場合には、ものづくり補助金で要求される「革新的な取組み」、
これには概して当て嵌まりそうなのですが、

往々に
・このソフトウェア本当に優れモノなのか?
・この事業ほんとうにビジネスになるのか?
・この事業長続きするのか?

といった「事業の確実性」といったところで審査員から疑いの目がが向けられてしまう、
ここを解消していく必要がありそうです。

ビジネスになるか?、長続きするか?というのは、「必要性」が高いかどうか
に引っ張られてしまいますね!

概して、サービス事業者様の提供価値が、娯楽性であったり、衣食住など生活に直結しない、
ものが多いので「必要性」の優先順位が下がってしまい不利になってしまうことは否めないでしょう

他方、近江商人の三方よし、つまり、売り手によし、買い手によし、『世間によし』
に目を向けて見ましょう!

ここから、審査員に響かせることができるものが伺えます。
そうです、『世間によし』です。これ即ち、必要性を代弁しているものですよね!

これらに関する私の支援事例の1コマを紹介させていただきます

事業計画書作成のステップ地域情報を発信している事業者様より、Web配信のシステムツールを作成したいので
ものづくり補助金を活用したい、とのお問合せがございました

事業計画書作成のステップ実施したいことはアイデアに富んでいて革新性といった視点は◎、と思ったのですが
案の定、市場の規模、市場の伸長、お客様のニーズを示すエビデンスが見つからないのです。

事業計画書作成のステップここを何とかしないと、事業計画書で最も重要な「需要」の信憑性が訴求できません
 
事業計画書作成のステップそこで、地域(都道府県)の構想、ビジョンを調査し、これに応えられる自社の施策とを紐づけることを提案しました。

事業計画書作成のステップ具体的には「東京都長期ビジョン」を活用することにしました。
(どこの道府県でも長期ビジョンは開示していますね!)

事業計画書作成のステップ事業者様にとっては「目から鱗」だったようです。
娯楽性で差別化したWeb配信を事業の主軸に考えられていたようですが
世間のためになるビジネスプランに切り替えました

事業計画書作成のステップつまり、要支援者・要介護者、障害者に呼応した配信内容、見せ方
を再構築されたのです。
まさに、「東京都長期ビジョン」の中の、
”要支援者・要介護者、障害者にやさしいまちづくり” と
自らができることを紐づけたようです。

ものづくり補助金事業計画書作成のステップこれによって、需要動向・需要予測の論拠が明快になりました。
なぜなら、「東京都長期ビジョン」がより定性的・定量的に証明しているからです。

ものづくり補助金の社会的意義

 

これは、商売の生命線かもしれません。

みなさんも、ものづくり補助金の事業計画書を作成するまえに、
国・都道府県の長期ビジョンを覗いてみてください。

「アンゾフの成長マトリックス」を操ることでワンランク上の申請書を作る その1

今回から数回、経営のフレームワークを知り、これを「ものづくり補助金」の事業計画書に反映させることで
高精度なものにしましょう、といった術を紹介させていただきます。

そして今回は「アンゾフの成長マトリックスーその1」についてです。

そもそも、何で、経営のフレームワークを知ることがものづくり補助金の採択に有利に進むのか?
それは、革新的な事業テーマに取り組む狙いが鮮明になり、””事業化の確度が高い””と
審査員に示すことができるからです。

まずは、「アンゾフの成長マトリックス」について紹介いたします。

事業計画書作成のフレームワークこれは左の図のように、
・企業の既存ビジネスや今後のビジネスを「市場」「製品」に2分する
・さらにそれらの要素を「既存」「新規」に分けて、合計の4つ視点で分類する
・そして、それぞれの領域のセオリーに則り取るべき成長戦略を考案する

といったフレームワークです。

みなさんは、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」という正式名称から
生産性向上施策の良し悪しが採否を左右するんでしょ!
それと、「アンゾフの成長マトリックス」、関係があるんですか? と思われる方が多いと思います。

確かに、生産性向上施策の良し悪しが採否を左右することは間違いありませんが、
市場の動向に順応した「事業化の確実性」も大きく問われます。

なぜなら、
「付加価値が年率3%以上増加させる事業計画であること」
というのが補助事業の要件となっています。

したがって、付加価値のベースとなる売上高(売上計画)、その根拠となる「需要予測、需要喚起策」は
事業計画書に書かざるを得ませんね!

そうなると、「アンゾフの成長マトリックス」を知った上で事業計画書を作ったほうが中身の濃いものになりますよ!

はい、それでは、4象限の1つづつを見ていきましょう

市場浸透戦略

これは、対局としては、既存市場に対して既存製品(サービス)を供給する戦略を指します。

下請加工業などはだいたいこれに当て嵌まりますし、ものづくり補助金の申請者にとっても
一番多いのではないかと思います。

この場合、先ずは市場に意識しましょう

✔市場が縮小していく
✔市場が拡大していく

この中、ほとんど、いやほぼ全員が、””市場が拡大していく””ことから
・それに対応するための設備投資をする
・拡大する市場に呼応させる試作品・サービス開発を行う
といった方でしょう

中には、マクロ市場で捉えると、国内の人口減少の影響により””市場が縮小していく””業種・業態がありますが、
ものづくり補助金に申請される方は、
その中でも””スモールマーケットが拡大していく””のでこれに呼応させる  といったシナリオで進むのではないでしょうか!

例としては、新規住宅施工業界は縮小していくが、豪雨災害の多発によりそこに納める頑強なビル手摺りは拡大していく、
といった具合です。

ハイ、「結言」です。

①既存市場とは概して「成熟市場」です。この市場が拡大していく、その裏には
必ず拡大の恩恵に授かれる課題(自社のアクションテーマ)があるはずです。
ここをしっかりと事業計画書に記述することです。
・・・ここはみなさんしっかりと押さえているとは存じますが念のため・・・

②概して、市場浸透戦略のケースは、コモディティ化してしまうケースが多いです。
ですから、市場が拡大したからといってそれに比例して利益が付いてくる保証はありません。

したがって、これを想定し、ものづくり補助金の様式の「その2ー将来の展望」のところで
コモディティ化への対策(2年後ぐらいに、新製品・新技術構築、あるいは新市場開拓)
をハッキリと記述しておくことで、 抜け目のない事業計画だ! と思わせることができるでしょう

如何でしたでしょうか?

次週は「市場開拓戦略」「新製品開発戦略」「多角化戦略」について筆を執ります。

「アンゾフの成長マトリックス」を操ることでワンランク上の申請書を作る その2

今回は、前回に引き続き「アンゾフの成長マトリックス」の
「市場開拓戦略」「新製品開発戦略」「多角化戦略」についてコメントさせていただきます。

市場開拓戦略

この戦略は新規市場に対して、既存製品を売り込んでいくために取り組む戦略のことです。
ただし、すでに市場は形成されているものの、自社にとって新規参入であれば「新規市場」と定義しましょう。

でも残念ながら、この市場開拓戦略はものづくり補助金においては主テーマにはなりそうにありません。
なぜなら、生産性向上施策が問われるものであり販売戦略が問われるものではないからです。

ただし、中小企業が実施する自社製品開発、技術開発、サービス開発ーにおいては、サブテーマとして
「新規顧客層開拓」は必ず出てきますね!

そこで、ここからは「市場開拓」を「新規顧客層開拓」にすり替えてお話しさせていただきます。

ものづくり補助金の類型、つまり、試作品開発、サービス開発、生産プロセス改善、新提供方式導入とある中で、
特に、試作品開発・サービス開発については、当然、マーケティングをした上で開発戦略を練りますよね!

その時に、市場のニーズというよりかは特定顧客と商談をされていると思います
インターネットや専門誌のような二次情報のみで試作品の開発に臨まれる方には、是非、
開発品とご縁のありそうな特定顧客と商談されることを勧めます。

そして商談が成立する・成立する見通しが得られれば、なぜ採用に至ったのか・至るのか、
この理由を分析してこれを求める顧客層を狙い目顧客と定義すれば、
試作品・サービス開発⇒明快な顧客層⇒事業化の成功、が紐づけられますね!

新製品開発戦略

この戦略は既存の市場に対して、新規製品を展開するときの戦略である。

市場はすでに形成されている、成熟していればコモディティ化は余儀なくされるでしょう!
そうなると、市場が求める次世代のニーズを見込んだ差別化できる製品を開発できるかどうかにかかっています。

そこで、ものづくり補助金の採択に向けての私見を述べさせていただきますと

・まずは、自社の知的資産を活かして開発するものを使う(消費する)ことによりお客様にどんなメリットを享受できるか
・設計図やシステム概要書の概略版を必ず事業計画書に反映させて、”ここまで練ってあるから後は作るだけ”
と審査員に思い込ませる
・開発工程の中でも特に最終検査の体制、検査方法について特筆する

について申し述べたいと存じます。

さらに、ここがオチです。
コモディティ化は、影響が有る無しに関わらず意識して事業計画書に反映させた方が良いでしょう
具体的には、「その2 将来の展望」で2~3年後に次世代製品開発計画の意思表示をしておく
のも良いでしょう!

これも、アンゾフの成長マトリックスから学ぶことの1つです。

多角化戦略

この戦略は、新規の市場に対して新しい製品を投入する戦略です。

①類似業態に進出する
②流通段階の上流や下流に進出する
③全く新しい分野に進出する

に分類できそうですが、中小企業の大半は①の類似業態に進出する
だと思います。

事業計画書はカッコいいものになりそうですが、審査員に
”ほんとうにうまくいくのか” という疑念もいだかれやすいので、
開発プロセスの中でうまくいく見通しを得ているところは、
事業計画書に具体的に記述することが肝要でしょう!

SWOT分析の「型」で紐づけることで理路整然としたシナリオに! その1

今回、次回で「SWOT分析の「型」で紐づけることで理路整然としたシナリオに!」
というお話をさせていただきます。

今回、次回のフレームワークは「SWOT」分析です。

SWOT分析とは、
競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境(O:機会,T:脅威)と、
自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境(S:強み,W:弱み)を
プラス面、マイナス面にわけて分析することで、
戦略策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化などをおこなうための、
有名なフレームワークのひとつです。

きっとみなさんご存知ですね!

なぜ、ここでSWOT分析の話をするのか!
それは、審査員がSWOT分析の理詰めで流れができている事業計画書を好むからです。

審査員は、私のような輩の「中小企業診断士」が中心で、
この輩は、SWOT分析が身に付いているんですよ!

そこで、「ものづくり補助金」「革新的事業展開設備投資支援事業」の事業計画書を作る際に
打って付けの、私独自の「SWOT分析手法」についてお伝えいたします。

ものづくり補助金事業計画書作成のSWOT分析

上の図が私の「補助金・助成金用SWOT分析メソッド」です。

ポイントは、絵の左側の『現状』について再認識するために行うのではなく、
将来の姿を見据え、課題を抽出・解決させるために行います。

大企業の場合ですといろいろな打ち手が可能ですので現状を精緻に外部環境と内部環境から分析し、
将来の最適な施策を展開していくことがオーソドックスなセオリーでしょうが、

中小企業の場合には、経営資源が決して盤石ではないので将来を見据えての方策は限られます。
そして、現状をSWOT分析のフレームワークから分析しなくても、限られた方策の中から
「将来ありたい姿」はイメージできているのです。

であれば、将来の姿を焦点とした上で、

①新商品・サービス、新規顧客・顧客層、新技術・知的資産などについて
競合他社と比較し「強み」と「弱み」を洗い出し課題を抽出する
②将来の該当市場の規模、伸長、技術トレンドなどについて、当該製品・サービスの
ライフサイクルを踏まえて、事業機会が堅調であることを検証する

といった視点からSWOT分析をすると、「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」
にふさわしい事業計画になっていくと思いますよ!

なぜなら、この手法でSWOT分析をより多くの方々で行うことで革新的なアクションテーマが
浮かび上がることと、抜け目のない事業計画書に仕上がり信ぴょう性が訴えられるからです。

そうです。SWOT分析は条件を絞った下で行うことにより、明快な解が得られるのです。
ここは、特に事業者様のご支援を成される専門家の方にとって押さえ処だと思います。

それから、2つの一寸とした私の着眼があります。

一つ目は、上図の<経営課題の抽出・解決策>のところの「右肩下がりの矢印」
これは、『野放し状態』を示します。

大半の事業者様は、このように何もしない野放し状態で経営をしていたら事業がじり貧に陥てしまう。
とお考えだと思います。

この理由をきちんと事業計画書に記載することをお勧めいたします
なぜなら、この理由と事業の取組み内容の着眼とを比較することで、
事業テーマが””的を得ている””ことが訴えやすいからです。

2つ目は、このSWOT分析の結果を事業計画書のどのあたりに持ってくるかです。

概ね、みなさん、以下の流れで書くのではないでしょうか!

その1

・事業の内容、取扱製品、従業員数・組織
・当社の強み、弱み
・顧客動向
・問題点・課題
・課題の解決策

その2

該当市場の規模・動向、伸長性
・具体的なユーザーとそれに与える便益
・事業化計画(中期計画)

この中で、
現行の「当社の強み」と「顧客動向の変化」をあっさり述べた後
「本補助事業のテーマ」とか小見出しを追加して
””将来の姿を睨んだSWOT分析””を表現するもの1つの手だと思います。

そして、問題点・課題~課題の解決策に繋げたらいかがでしょうか!

さらに、その2の「該当市場の規模・動向、伸張性」に関する結言を
SWOTの中の「O:機会」に入れ込んだら如何でしょうか!

そして、その2では、これに関する立証データを見せて詳細を記述されれば
宜しいかと存じます。

SWOT分析の「型」で紐づけることで理路整然としたシナリオに! その2

今回も、「SWOT分析の「型」で紐づけることで理路整然としたシナリオに!」
というお話をさせていただきます。

ものづくり補助金事業計画書作りの道筋

上図が、今回お話させていただくマトリックスになります。

まず初めに、ものづくり補助金事業計画書の記載の流れについてです。

事業計画書の骨子は、
その1・・補助事業の具体的取組内容
その2・・将来の展望(事業化に向けて想定している市場及び期待される効果)
に大別されます。

その1では、上図のように
まず、「事業内容・保有資産・強み」など現況を簡単に報告し、次に
あくまで現状ベースでの「市場・顧客の要求変化」を示し
「経営課題」そして「その解決策」で締めくくります。

課題の解決策とは、将来の事業運営のための差別化できる武器を構築するところです。

その2では、その1で構築した武器を駆使して市場・顧客に応える施策などを展開
する事業化計画(中期計画)を策定し儲かる施策であることを示します。

これは、「ものづくり補助金」だけでなく、東京都で実施の「革新的事業展開設備投資支援事業」
についても言えることです。

そして、補助金を出す側においては、みなさんの作られた事業計画書が多数の中小企業の模範と
なっていただくことを狙いとしています。

したがって、そこには、革新的な要素、競争に勝てる要素、これらが感じ取れるものでなければ
なりません。

かといって、あまりに尖がり過ぎたものは「実現可能性」の観点から審査員には煙たがれます。

そこで重要なことは、将来の姿を見据えたSWOT分析から紐づけられた
理路整然とした事業計画書が審査員には好まれます。

革新的な要素、競争に勝てる要素の表現法については後述いたします。

ここからは、「SWOT分析から紐づけられた理路整然とした事業計画書作り」
について紹介していきます。

Step1

「事業内容・保有資産・強み」「市場・顧客の要求変化」の整理分析です。
ここのポイントは保有資産の中の知的資産(つまりノウハウ)の自己評価は結構重要です。

それから、市場・顧客の要求変化については、一過性のものか、1お客様についてのみ
言えることか、シビヤに見る必要があります。

なぜなら、上記の例であれば、市場・顧客の要求変化と言えども事業テーマに直結させてしまう
と空理空論の事業計画になるからです。きっと、審査員も気付かれることでしょう!

そして、将来リスクの予知、ハイ、SWOT分析の「T:脅威」の予知です。

だって、人口減少による国内消費の低迷、国際競争力の激化、技術革新による代替品の市場参入などから
「脅威」となる要素は多分にあります。

「将来の脅威」を顕在化させることで、逆に後述の「機会」が浮き立つのです。
脅威の予知について記述される方はほとんど見かけませんが私は書くべきだと思います。

Step2

ここは上図の通り、業界のトレンドなどを分析、つまりマーケティングを実践し
試作品・サービス開発、あるいは生産プロセス改善・新提供方式導入によって
将来の姿を具現化させる課題の抽出を行うところです。

ここでのポイントはSWOT分析の「O:機会」です。

これは、前述の「脅威」と明快に棲み分けられた「機会」の発見ということです。

そして、これについては客観的に証明されたところから探る必要があります。

端的に言えば、P:政治・法令、E:経済、S:社会環境、T:技術革新から
紐づけられることがポイントです。
これがPEST分析です。

私が、口を酸っぱくして言っていることが「展示会に出向き情報収集を」ということです。
業界のトレンドを意識せずに新製品や新技術の紹介などできませんから当然かもしれません。

是非、みなさんの会社を取り巻く業界の展示会に出向いてください。
そのためには、計画的に先行着手で「ものづくり補助金」や「革新的事業展開設備投資支援事業」
の事業計画作りを進めて行く必要があります。

Step3

ここは課題解決のためのアクションプランの考案です。
つまり、事業テーマの核となるところです。

・経営資源の4要素・・・ヒト、モノ、カネ、ノウハウ
・生産の4M・・・マン、マシン、マテリアル、メソッド

どちらも同じようなものですが「モノ」「マシン」に偏らずに
全ての視点からアクションプランを練ることが肝要です。

特に「ノウハウ」「メソッド」に注力させることで革新的、かつ、競争優位性が示せる
事業計画書になります。

そして、アクションプランを作る際に

・現行、ある程度経営資源が具備されているものを、SWOT分析の「S:強み」として
・現行、経営資源が備わっていない、不十分であるものを「弱み」として
整理しながら策定されるとGOODです。

基本的に「弱みを克服する」ことが事業テーマになりますが
既に、具備されているものが相応にあれば、審査員に「実現確度が高い」と訴求できます。

Step4

ここは、上図に記載の通りですので、特段の説明は割愛させていただきます。

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