補助金・助成金活用ノウハウ集

 
採択される申請書を作るのは、みなさんの経営革新・生産革新への思いの強さが何よりも重要です。
当事務所のノウハウ集は、これらについて“より具体的”に記述しております。

また、きちんと代表の坂本の言葉で伝えることにより、みなさんの思考力を増幅させ、
当事務所でこれを余すことなく申請書に書き込むことで採択に繋げます。

みなさんこんにちは。
坂本経営事務所の坂本です。

本サイトでは、
●ものづくり補助金の採択
●革新的事業展開設備投資支援事業の採択
に向けた実用的な記事を配信しています。

今回は、「ものづくり補助金」について、
みなさんからの想定されるご質問内容についてわかる範囲で答えさせていただきます。

「記述要領」「審査要領」について、要点はここ数年ほとんど変わっていません。
1年前に掲載の記事ではありますが、十分参考になるQ&A集だと思っております。
是非、ご一読の上、申請に備えてください。

 
公募要領に関するQ&A

対象要件・事業目的に関するQ&A

Q1 対象要件に「認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う・・・・」とありますが、具体的に認定支援機関にどんなことをしていただけば良いのでしょうか?

A1 中小企業庁では、経営者のみなさんや従業員のみなさんだけでなく、
経営相談のプロである認定支援機関の方の助言もいただきながら申請書を作ってください、と言っているのです。

正直言って、「認定支援機関の全面バックアップ」というフレーズをあまり大げさに考えなくて良いと思います。

みなさんが申請書を完結できれば別に認定支援機関の方のお力は必要ないでしょうし、申請書の中に””認定支援機関にしていただいたこと””を書く項目もございません。

ただし、認定支援機関の方に「確認書」と言うものを発行していただく必要がありますのでご承知置きください。

この「確認書」とは、みなさんが作った事業計画書(申請書)が有効であることを認定支援機関の方に確認していただくものです。

そして、認定支援機関とは、金融機関や商工会議所/商工会、あるいは税理士の先生とか私のような中小企業診断士で本資格を持っている法人・個人です。

大半の方が、金融機関にお願いしているようです。

Q2 「事業の目的」について良く押さえておいて下さい! と説明会で教わりました。どこを押さえれば良いですか?

A2 そうです。これはとても重要なことです。
補助金をもらうということはそれなりの『貢献』をしなければなりません。
そういった意図からしっかりと押さえて下さい。

直近の公募要領に書かれている内容を見てみましょう。ここには、

足腰の強い経済を構築するため、日本経済の屋台骨である中小企業・小規模事業者等が取り組む生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等の経費の一部を補助する。

と書かれています。

➡ 先ずは、生産性向上に資することをすれば良さそうだな。
だったら、あの設備を入れればふんだんに生産性が上るよな!

➡ 革新的?何だこりゃ! うちにとっては、革新的生産プロセスの改善かぁ!

革新的とは、
①自社にとって真新しいことである
②そして、それが相当程度普及していないこと
・・・つまり、あまり他社ではやっていないこと、競争力があることを指しています。

設備を入れることだけだったらどこの競争相手だってできます。
つまり、更に一工夫必要なのです。

そもそも『生産プロセスの改善』自体、設備投資だけで実現できるはずがありません。
仮にできるとしたら、目標があまりにも低いからです。

きっと、「挑戦的な」生産プロセスの改善を企てることが、ここで言う、
『革新的生産プロセスの改善』に繋がり、事業の目的=補助金を出す側の
意図に合致することでしょう。

➡ 中小企業・小規模事業者が取組む生産性向上
これって、画期的なことでなくてもいいんだな!
その通りです。ユニークなアイデアやみなさんの会社の強みをさらに伸ばす施策でよいのです。

このあたりのことを、みなさんなりに理解して臨んでください。

申請書の記載要領に関するQ&A

その1

基本部分(各年度の追加事項を除く)はここ数年変わっておりませんので
知っておいても損はないと思います

Q3 (H30年度補正)公募要領のP22に、””課題を解決するため、不可欠な工程ごとの開発内容””とありますが、この「開発」のレベルはどんな感じでしょうか?

A3 あまり、世間一般に言う、製品開発とか技術開発に固執しないで下さい。

国語辞典には、””知恵や能力などを導きだし活用させること””なんてことも書かれています。

良く言われる、業務改善、作業改善で宜しいかと思われます。

Q4 同P22に、課題を解決するため・・・・具体的な目標および具体的な達成手段、とありますが、どんな視点で書いたら宜しいでしょうか?

A4 これは、それぞれ方法論はあると思います。

まずは、具体的な達成手段ですが、私は、経営資源の4要素を切り口にします。

 

順不同になりますが、

●「モノ・カネ」・・・ここでは、導入設備の効果は外せません。

●「ジョウホウ」・・・製品の流し方の改善などです。
ヒントはECRS(NETで調べてみてください)

●「ヒト」・・・いわゆる人的効率向上のための「能力開発」などです。
最近では、ワークライフバランスの導入、
働き方改革などを課題の解決に活用されている方のおられます。

如何ですか、これらを複合させると、競争力強化に資する革新的テーマになりそうですね

Q5 その2 a.本事業の成果が寄与すると想定している具体的なユーザー、マーケットおよび市場規模等について、その成果の価格的・性能的な優位性・収益性や現在の市場規模も踏まえて記載して下さい。・・・どのように書いたら良いかよくわかりません。ヒントを教えてください。

A5 本事業の対象となる市場予測データを業界誌などから引用すると説得力があるかも知れません。

下請加工業の方は、元請に問い合わせると持っているかも知れません。

これと、本事業のターゲットへの反響度・貢献度、そして、価格・性能の優位性も加味し、
みなさんの会社の売上計画に繋げたら良いかなと存じます。

また、市場予測データについては、展示会に出向き収集することをお勧めします。

 

 

Q6 その2 b.本事業の成果の事業化見込みについて、目標となる時期・売上規模・量産化時の製品等の価格等について完結に記載してください。・・・言っていることはわかるがどのように表現したら点数が入るのかわかりません。ヒントを教えてください。

A6 これについて、かなりの方がしっくりいっていないのではないでしょうか?

理由は、開発新製品を販促活動を踏まえ事業化を図るような計画を持った企業でない限り、
要求されている事項は書きづらいからです。

それ以外の方は、生産技術やスマートファクトリー化、
顧客ニーズに基づく加工の高精度化などを本事業のテーマにされた方ですね!

こういった方は、基本的に設備導入時期までに補助事業テーマが完結してしまうので、設備導入時期=目標となる時期となり、極めて短調な表現となってしまいます。

でも、要求通り淡々と、目標となる時期、売上規模(価格を明快に)を2行程度で記載しましょう

その代わり、別章で、生産技術やスマートファクトリー化、顧客ニーズに基づく加工の高精度化などの
取組みが他の同業者のモデルとなることを記述しましょう。

製品開発がテーマの会社よりもきっと書きやすいはずです。

これが政策面の審査項目になっていますのでしっかりと点数を取りましょう。

Q7 資料に不備があった場合には事務局から連絡が来ないものでしょうか?

A7 残念ながら、申請期限間近に送られてきた申請書類は、まず、事務局から「書類不備、再送付依頼」の連絡はありません。事務局もそれどころではないからです。

まして、東京都は期限よりだいぶ早く到着したものであっても書類不備の連絡はしてくれない!
と聞いています。

その点は、地方事務局のほうが柔軟に対応してくれるみたいです。私も経験しました。

Q8 提出書類の整備、チェック、発送について留意点を教えてください

A8
①必ず複数人でチェックしてください。できたら、
認定支援機関の方と一緒にチェックするのが良いでしょう
②CDーRに書き込んだ情報が、必ず、書き込まれているか? 開いてチェックしてください
③確実に届いたかどうかはっきりさせるよう「書留」で送りましょう

 
申請書作りのテクニックに関するQ&A
 

Q9 わかりやすく表現する方法としてどんなことが挙げられますか?

A9 無理やり、わからせようとさせず、技術面など専門的なところは、
””どのように”” よりも、””狙いと成果
””を
しっかりと伝えましょう。

Q10 「記述要領」と「審査要領」から、要求事項を満たした『小見出し』の付け方のひな形はございますか?

A10 事業計画書自体みなさんの会社の唯一無二のものですから、
『小見出し』の付け方はお話ししながら決め手て行くしかありません。

でも、標準の型でしたら、 こちら ご参照下さい。
目次の 4.4『重要』「ものづくり補助金」事業計画書記載内容
をクリックしてください。

Q11 競争優位性について、どのように具体的に示せば説得力が出るのでしょうか?

A11 まずは、競合他社との星取表を作って見てください
これについては こちら をご参照下さい
目次の 2,1,3競合他社と比較し自社の優位性を見つけ出す
をクリックしてください。

これは、「ものづくり補助金」でなく、東京都の「革新的事業展開設備投資支援事業」の例ですが、充分参考になります。

 

1点補足させていただきたいのが、この例は、現状の状態です。
みなさんが作る場合には、「現状」よりも「補助事業完遂後」とで競合他社と比較するようにして下さい

 
その他のQ&A  

Q12 前回と今回(平成31年2月18日公募)の変化点はどんなところでしょうか?

A12 大きくは以下の5点になります。

1点目は、
公募の締切が、2019年2月23日(土)の第1次締切と2019年5月8日(水)の第2次締切と二段階に区切られたことです。
第1次締切は、超異常!と言える期間ですが、平成30年12月28日に発令された『事前予告』ではこれも伺えました。

補助金は公募前からの行動が重要である、と私は以前から言っています。これが補助金ワールドです。

2点目は
平成29年度補正予算から始まった「企業間データ活用型」が無くなったことです。
無くなったと言うよりかは、平成31年度本予算の「ものづくり・商業・サービス高度連携促進事業」に加わったような感じです。

3点目は、
””応募申請用紙は、様式1・2合わせてA4用紙計15ページ(別紙含む)までといたします。””
といったお触れが発せられたことです。
これは、「良し」と考えましょう。

4点目は、
「金融機関からの十分な資金の調達が見込めるか」といった審査項目が「政策面」の審査から「事業化面」の審査に移ったことです。

きっと、事業化面の”事業の遂行能力があるか” といった視点と資金調達の確実性が一心同体だからでしょう。
ここは押さえておきましょう。

5点目は、
平成30年12月28日の「事前予告」では、2019年の夏に「第2次公募」を予定している旨が書かれていましたが、今回の公募要領には書かれていませんでした。一寸、気に掛かります。

Q13 わたしは、前回チャレンジしましたが残念ながら「不採択となってしましました。その原因を探りたいのですが何か虎の巻はございますか?

A13 これについては こちら をご参照下さい。

目次の 6.残念ながら、前回のものづくり補助金、採択が侭ならなかった方へ
をクリックしてください。

如何でしたでしょうか。これからも、思いつく限り、Q&Aの掲載を増やし充実させてまいります。

では、乞うご期待。

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