PDCA手法の『C』

みなさんこんにちは。
今回は、PDCA手法の『C』についてです。

釈迦に説法で申し訳ございませんが、ここで復習です。
PDCAとは、P(計画)➤D(実行)➤C(チェック)➤A(改善)で経営革新サイクルを反復実践していくことです。

この『C』が欠けたら・おろそかになったら、果たして、経営革新は実現できるのでしょうか。

 

はっきり、言って無理です。


なぜなら、PDCA➤PDCAのサイクルではなく、PD➤PD➤PDのサイクルになるからです。実際には、特に考えもせず(計画を立てず)、本能的に行動するDDDDDとなってしまうでしょう。

そうなってくると、会社にとって組織的に最善の経営なんて仕組めません。みんなが皆、””俺がルールブックだ””ということで好き勝手な行動を取るようになります。

計画に対し実行(実績)がどうだったか、きちんと分析『C』しないと、有効な改善『A』に繋がりません。

そもそも、人事考課も有効に回らず、改善を成し遂げる力量・スキルアップが果たせません。

しからば、『C』チェックをどのように行うかです。組織的にPDCAを行うのですから、主観でなく、ロジカルに、定量的に行う必要があります。

そのためには、比較する媒体として「予算(年度計画)」を立てることをお勧めします。
これについては、前々回の「PDCAの『P』」でお話ししたかったのですが、繋がりを考えて、あえて今回に持ってきました。

この予算とは、年間売上目標はいくら、年間目標収益はいくら、経費はいくらに抑えるといった計数目標を企てること。
そして、大切なのはこの計数目標達成のために、少し掘り下げて「何を、いつまでに、どのようにすべきか」という、「行動計画」を立てることです。
ここまでできて、実行成果を図る「P(計画)」は完成です。

そして、売上高を製品別・顧客別に、材料費・人件費・経費などを費目別・部門別に積み上げると、より細部に亘るチェックができて実体が顕在化します。

本題のPDCAの『C』は
●「計画」どおりにできているもの、
●「計画」を上回っているもの、
●「計画」に及ばないものはそれぞれ何か、
きっちりチェックすることです。これができていないと
「計画(P)」→「行動(D)」は、のんべんだらりと行ってしまう事になるのです。

ここで重要なことが3つあります。そして、これらは私が痛いほど経験したものです。

1つ目は、逆の見かたをすることです。

特に、「計画を上回っているもの」これは、もっと上回っていなければならないのに、この結果で終わっていないか? 好結果の裏に潜む問題は何か? この見かたです。

特に、経営者のみなさんは絶対にこの視点を忘れないでください。

例えば、A部門はいつも予算未達成、B部門はいつも予算達成、だったとします。当然、B部門は良い循環が仕組めます。これに乗ってしまえば、何も改善しなくても好結果が期待できます。

しかし、””好況すべてを隠す”” この悪しきポテンシャルが隠れています。

是非、このチェックポイントを押さえておいてください。

2つ目は、数字に偏った見かたをしないことです。

売上高が〇〇円未達だった。けしからん!! と感情論で終わらないことです。

経営会議でも、売上高は〇〇円未達、原因は◇◇、△△の行動を起こしたが奮わず、といった報告があったにもかかわらず、行動内容の評価をせずに、売上高未達といった結果だけを責めることです。

これでは、その後の、改善『A』につながりません。そもそもPDCAを回す意味がありません。

経営者のみなさん、得てしてこういったことになりかねません。冷静に行動しましょう。

3つ目は、””予算がおかしい””の言い訳をさせないことです。

特に、2つ目の予算未達のA部門の例です。

毎回のように予算未達となってしまうとかならずこのような言い訳をされてしまいがちです。特に、A部門の部門長さんが発言力のある方でしたらなおさらです。

PDCAを進行させていく中で、結果が思わしくないときに、そもそも、予算(計画)がおかしい、これがまかり通ったら、PDCAそのものがしらけてしまい形骸化します。

経営者のみなさんは、絶対に””予算がおかしい””、がまかり通る風土を作らせないでください。

『C』の結果を必ず「見える化」しましょう

そこで重要なことがあります。「見える化」に際し、大抵は、縦軸にアクションテーマ、横軸に時期(日程軸)を描いた「ガントチャート」を作成することでしょう。

これ自体は、非常に素晴らしいことだと思いますが、常に新しく塗り替える方がおられます。

むしろ、過去の行動実績で活かされなかったことも、「見え消し」で残してある、泥臭いガントチャートにしたほうが、わたしは良いと思います。

過去の行動実績で活かされなかったアクションテーマでも、今回再実行することで成果が生まれるかもしれません。

忘れないためにも、「見え消し」で残しておきましょう。

いかがでしたでしょうか

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